防災で役立つ「ポタ電」今こそ必要!? 蓄電容量はどう選べばいい? 「停電時に扇風機が動いて助かった」ほかネットの反響とは
●ポタ電は欲しいときが買い時です
家庭で充電し、いつでもどこでもガジェットに電力を供給してくれる「ポタ電」ことポータブル電源。
キャンプやBBQなどのアウトドアアクティビティをはじめ、最近人気の車中泊での電源として定番化した感のあるガジェットですが、SNSには「凍えるような真冬のキャンプでも電気毛布で熟睡できた!」など、ユーザーの歓喜の声で溢れています。
また、近い将来に高い確率で発生するという南海トラフ大地震への注目度が日ましに増し、ゲリラ落雷の停電が頻発するなど、家庭用の緊急電源としても注目の的なのはご存知の通り。
つい先日九州地方で震度6を超える地震が発生した際は、「地震に備えて大容量のポタ電を早急に購入したい」といったSNS投稿も目立ちました。
今回はポタ電のメリットやデメリットをはじめ、選び方についてSNSに寄せられている声からいま手に入れるべきポタ電を探りました。

●最初の1台、容量はどう選ぶ?
ポタ電ユーザーのSNSポストを検索すると、「キャンプに必須ではないけれど、あれば可能性が広がる」「迷ったけれど買って良かった」と、概ね好意的意見が目立ちます。
そんな人気のポタ電ですが、最初の1台を選ぶ際に気になるのが蓄電容量ではないでしょうか。
ポタ電の容量は、電力を1時間使った時の電力量を意味する「Wh(ワットアワー)」で表しますが、ごく大雑把に分けて300Wh以下の小容量モデル、700Wh程度の中容量モデル、1000Wh以上の大容量モデルの3つがあります。
「災害用に適した入門用ポタ電は700Wh以上のものが目安」というのは、あるポタ電ブランドのポスト。
700Whあれば、スマホの充電4回(約40W)、LEDライト10時間点灯(50W)、充電式ポータブル扇風機2回充電(80W)、25Lサイズの車載冷蔵庫を24時間使用(500W)の給電が可能となるのがその理由で、迷ったら中容量700Whクラスのモデルを選んでおけば、ひとまずは安心できそうです。
ポタ電ユーザーが家庭用冷蔵庫の使用テストを行なったところ、「700Whのモデルで約8時間から10時間の稼働が確認できた」というポストも。となると容量が大きければ多いほど安心ですが、電力に比例して重量も跳ね上がるのがポタ電の欠点のひとつ。
例えば、人気ブランドの700Whクラスで約10kg、1000Whクラスで約13kgとなかなかの重量感。なおかつ当然ながらサイズも比例して大きくなります。
「1500Wh超えの大容量モデルを買ったけど、80%以下に減ったことがないので収納性に優れた小さいモデルのほうが良かったかも」というポストや、「ゲリラ停電が不安で焦って小容量モデルを買ったけど、手元にあるだけで安心できる」という声にも納得感があります。
ただ、「二台目に大容量モデルを買ったけど、最初に買った小さいモデルはデイキャンプ用に便利」と、2台持ちで使い分けるSNSユーザーも少なくありません。容量はどれを選ぼうと、多少高価でも長持ちするブランドを選んでおけば、長く使うことでコスパ的にも賢い選択なのかもしれません。
●もはや必須の防災用グッズ
「巨大地震に注意してください」と、気象庁は南海トラフ地震発生の可能性が高まっているとして、地震への備えを呼びかける「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表していますが、ポタ電を購入する大きな理由のひとつが、地震などの災害時への備えではないでしょうか。
大地震や落雷などで停電してしまうとエアコンによる冷暖房が使えなくなることを意味し、季節や地域によっては命が危険に晒されてしまいます。
「ゲリラ雷雨の落雷で停電してしまった時にも、扇風機が使えたので助かった」という、実際の災害時に役に立ったという声もあれば、「ポタ電が届いたので、まずは自宅のコンセントを使わずキャンプ道具だけで一晩暮らす“自宅避難訓練”をしてみた」という人も。
季節を問わず、様々な場面で活躍してくれるポータブル電源。使い道はもちろん、置き場所などの条件も考えながら自分のライフスタイルに合ったポータブル電源を選んではいかがでしょうか。
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