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「乗り鉄」には“夢のきっぷ”の利用期間がまもなく開始 新幹線も特急も乗り放題の「大人の休日パス スペシャル」とは

紅葉真っ盛りの東北へ オトクに旅行ができる

 大人の休日パス スペシャルを使うと、どのくらい旅行費用を節約できるのでしょうか。

ユネスコの世界遺産に登録された岩手県平泉にある「中尊寺」は、2024年11月5日現在、半分以上が色づき、まもなく見頃を迎える
ユネスコの世界遺産に登録された岩手県平泉にある「中尊寺」は、2024年11月5日現在、半分以上が色づき、まもなく見頃を迎える

 東北新幹線 普通車で東京〜新青森を通常期に指定席で往復した場合を考えてみましょう。

 この区間を紙のきっぷで利用すると、運賃と指定席券の合計は3万3260円です。

 しかし「大人の休日パス スペシャル 東日本(普通車)」は1万8800円なので、それだけでも1万4460円も安くなります。

 単純往復でもここまで安くなるため、途中下車しても、目的地周辺で観光地を巡っても、乗り放題の範囲内では追加の運賃や料金の支払いは不要なので、実際はさらにお得になるはずです。

「大人の休日倶楽部」には年会費(「ミドル」は初年度無料、翌年度から2624円、「ジパング」は初年度から4364円)がかかりますが、この差額があれば、十分に年会費をカバーできます。

 また、あらかじめ座席の指定を受ければ、6回まで普通車指定席を利用することができるため、全車指定席の新幹線「はやぶさ」「こまち」「つばさ」や、特急「わかしお」「ひたち」「ときわ」などにも乗ることができます。

 さらに「駅レンタカー」の特別料金での提供、NewDays、NewDays KIOSK、KIOSKなどでの10%引きなどなど、さまざまな特典があるのも魅力です。地方の駅にあるNewDaysなどでは地元名産のお土産なども売っているため、10%引きは非常に大きなメリットとなっています。

 ただ、注意も必要です。

 2024年7月〜9月に発生した大雨の影響により、奥羽本線の新庄−院内間、陸羽東線の新庄−鳴子温泉間、山田線の上米内−宮古間、三陸鉄道の宮古−新田老間の運転見合わせが続いています。この区間は現在、代行バスが運行されています。

 その他の区間でも津軽線や米坂線、陸羽西線などで工事などに伴うバス代行区間もあるため、JR東日本のホームページなどで最新の情報を得てから旅行の計画を立てるといいでしょう。

※ ※ ※

 2024年度の大人の休日倶楽部パス(東日本)は、従来は1万5270円だったところ3530円値上げの1万8800円になったことも特徴です。

 ただし有効期間は従来の4日から5日に伸びており、これを1日あたりで換算すると、2023年度までは3817円、2024年度は3760円となり、毎日フルで乗り放題したい人にとっては格安になった、という見方もできます。

 それでもSNSなどでは「連続5日間も休みが取れない」「5日間も旅行したら疲れてしまう」などの声もありますので、実質は値上げと受け止めていいでしょう。

 とはいえ大人の休日倶楽部パスが設定される期間には、休日を中心に、東北の各JR路線が乗客であふれるような人気ぶりを呈しています。

 ミドルエイジの「乗り鉄」にとっては、オトクに旅ができる機会です。晩秋にしか出会えない景色を探す鉄道の旅に出てみてはどうしょうか。

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植村祐介
植村祐介
ライター&プランナー
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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