新幹線の“グリーン車超え”の豪華さなのに値段は半分!? 大阪・名古屋の間を優雅にゆったり移動できる、コスパ最強の“ファーストクラス”とは
新幹線で行く?それとも在来線!? 第3の選択肢が近鉄特急「ひのとり」
大阪と名古屋という2大都市を結ぶ大動脈。この区間を行き来する際、真っ先に頭に浮かぶ定番の足といえば、やはり「東海道新幹線」ではないでしょうか。
たとえば大阪駅から名古屋駅を目指す場合、在来線で新大阪駅まで移動して「のぞみ」に乗り換えれば、およそ1時間という驚異的な速さで目的地に連れて行ってくれます。時間の限られたビジネスパーソンや、現地での観光時間を最大限に確保したい旅行者にとって、これほど頼もしい乗り物は他にありません。
しかし、その圧倒的なスピードの代償として立ちはだかるのが「コスト」の壁です。指定席(通常期)を利用すると6470円、自由席を選んでも5940円の出費となります。グリーン車を使うと8950円となります。
一方で、「到着時間は遅くなっても構わないから、とにかく移動費を安く抑えたい」というシビアな予算重視派には、運賃の3410円だけで済むJRの在来線を使うという選択肢もあります。
ですが、関西が誇る爆速の「新快速」を乗り継いでフル活用したとしても、所要時間はゆうに3時間近くかかります。
しかも、使用される車両はあくまで日常の通勤・通学に使われる近郊型電車です。シートの座り心地やプライベート空間の広さはそれなりで、混雑時には見知らぬ乗客と肩を並べて長時間揺られ続けることになるため、体力的な負担は決して小さくありません。
そんな「速さの代わりに財布が痛む新幹線」と「安さの代わりに体力を消耗する在来線」という、誰もが悩むジレンマを鮮やかに解消してくれる“第3の選択肢”が、旅慣れた人々の間で大きな注目を集めています。
それこそが、大阪難波駅と近鉄名古屋駅の間をダイレクトに結ぶ、近畿日本鉄道(近鉄)の特急「ひのとり」に乗るルートです。

所要時間はダイヤによって多少異なりますが、日中の時間帯であればおよそ2時間5分〜6分。この移動時間という数字だけを純粋に比較すれば、さすがに新幹線の速さには及びません。
しかし、出発地がキタの大阪駅周辺ではなく、難波や心斎橋といった「ミナミ」エリア、あるいは阿倍野・天王寺など大阪の南側であるなら話は別です。わざわざ新大阪駅まで北上する手間とロスタイムが省けるため、新幹線を使った場合との実質的な所要時間の差はぐっと縮まることになります。

そして何より最大の武器となるのが、驚くほどリーズナブルな価格設定です。
大阪難波駅から近鉄名古屋駅までの乗車券と特急料金、さらに「ひのとり」の特別車両料金まですべて合算しても、総額は4990円。なんと新幹線の自由席を使うよりも1000円近く安い予算で、快適に移動できてしまうという群を抜いたコストパフォーマンスを誇っているのです。
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