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【青春18きっぷ】まもなく利用期間が開始! 新たに3日間用が登場など“大リニューアル”も ネットでは不満の声も これまでとどう変わった?

2024年冬から始まる「新・18きっぷ」は、これまでとは別の商品となる

 ところで、今回の18きっぷの内容の変更を予想していた18キッパーは、じつは少なくありません。

JR四国の予讃線にある「下灘(しもなだ)」駅。青春18きっぷのポスターに採用された人気の駅だ
JR四国の予讃線にある「下灘(しもなだ)」駅。青春18きっぷのポスターに採用された人気の駅だ

 18きっぷはこれまで、2月に翌年度の発売スケジュールが発表されることが通例となっていました。

 ところが2024年については春季のスケジュールだけが1月に発表され、「夏季は発売されない、もしくはそのまま廃止になるのでは」という噂が駆け巡りました。

 実際には夏季についても6月に発表されることになりますが、このあたりが「今年、18きっぷは変わる」という、JRグループからのメッセージを含んでいたのかもしれません。

 いずれにせよ、2024年度冬季からはじまる「新・18きっぷ」は、これまでとは別の商品になります。

 5日間用を使い、連続する5日間をひたすら普通列車に乗るというのは、さすがの“乗り鉄”にとってもハードルが高いでしょう。

 そしていままでのように「利用日の間隔を開けて、格安で長距離の旅を楽しむ」といった使い方もできなくなります。

 5日間用で初日と最終日だけを使い、中3日間は、旅先で滞在することも考えられますが、“もとをとれる運賃”が1日あたり約2000円から約6000円に跳ね上がることを考えると、そのコスパの低下は否めません。

 同様に3日間用で初日、最終日を使う場合も、そのラインは5000円と、けっして低くはありません。

 これを東京駅を起点で考えると、運賃6000円の目安は東海道本線だと大府駅(愛知県大府市)、東北本線だと仙台駅(宮城県仙台市)、5000円では東海道本線だと新所原駅(静岡県湖西市)、東北本線だと伊達駅(福島県伊達市)となります。

 その現実性の乏しさがわかるのではないでしょうか。

 SNSでは「もう存在意義がないよね」「複数人での利用不可なんて…」「魅力がなくなった」「5日間用なんて誰が使うの?」など多くの意見が寄せられています。

※ ※ ※

 さらに購入時に利用日を指定する部分も含め、今回の改定で大きな影響を受ける文化があります。それは、金券ショップによる18きっぷの「再販」です。

 18きっぷはこれまで任意の日に利用できたことから、使い残しのあるきっぷを金券ショップに販売し、“ムダ”を最小限に抑えることができました。また当初から1日間、2日間の利用だけを考えている人は、金券ショップでそうした“使いかけ”を買うことで出費を少なくすることも可能でした。

 こうした文化も、ほぼ消え去っていくことは確実でしょう。

 このように“使いにくく”なった18きっぷの売れ行きが鈍ることになったら、つぎは「廃止」が現実味を帯びてくることになりそうです。

Gallery 【画像】「えっ!?」青春18きっぷはどう変わった? 写真で見る(28枚)
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植村祐介
植村祐介
ライター&プランナー
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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