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新幹線より安いのに“グリーン車超え”の本革シート!? 大阪と名古屋間を約2時間かけて優雅に移動する「地上のファーストクラス」とは

なぜ「ひのとり」はこれほど人気なのか? 移動時間を“特別な時間”に変える列車

 大阪〜名古屋間の移動といえば、東海道新幹線「のぞみ」を思い浮かべる人が多いでしょう。新大阪〜名古屋間なら約50分という圧倒的な速さで移動できるため、ビジネスでも旅行でも非常に便利な存在です。

 しかし、この区間には「移動そのものを楽しむ」という、もうひとつの選択肢があります。

 それが近畿日本鉄道の特急「ひのとり」です。

 深いメタリックレッドの車体、ゆったりとしたシート、そして通常の特急とは一線を画すプレミアム車両。しかも大阪難波〜近鉄名古屋間を5000円台で利用できます。

近鉄特急「ひのとり」のプレミアムシート。新幹線のグリーン車よりも圧倒的に快適に移動することが可能だ
近鉄特急「ひのとり」のプレミアムシート。新幹線のグリーン車よりも圧倒的に快適に移動することが可能だ

 では、なぜ近鉄の「ひのとり」は、これほど多くの利用者から支持されているのでしょうか。

 ひのとりが登場したのは2020年3月。大阪難波と近鉄名古屋を結ぶ特急として、それまでの近鉄特急にはなかった高い居住性と上質な車内空間を追求した列車です。

 特徴的なのが、深いメタリックレッドに輝く流麗なボディ。駅に入ってくる姿を見ただけでも「普通の特急とは違う」と感じさせる存在感があります。

 そして、実際に乗り込んでみると、その印象はさらに強くなります。

 ひのとりでは、レギュラー車両であっても116cmという広いシートピッチを確保。全席にバックシェルを採用しているため、後ろの乗客を気にすることなくリクライニングできます。

 移動中に仕事をする人ならゆったりと作業ができますし、旅行なら車窓を眺めながらくつろぐことができます。スマートフォンを充電しながら、コーヒーを片手に過ごすのもいいでしょう。

 さらに、先頭と最後尾に設定されるプレミアム車両では、横3列のシートや130cmのシートピッチ、本革シートなど、まるで高級ラウンジのような空間が用意されています。

「早く目的地へ着く」という新幹線とは、そもそも価値観が異なります。

 約2時間という乗車時間を、単なる移動ではなく「列車に乗って過ごす時間」として楽しめる。これこそが、ひのとりが人気を集める大きな理由ではないでしょうか。

大阪と名古屋を結ぶ近鉄特急「ひのとり」。「くつろぎのアップグレード」をコンセプトとしている
大阪と名古屋を結ぶ近鉄特急「ひのとり」。「くつろぎのアップグレード」をコンセプトとしている

 大阪と名古屋を結ぶ大動脈。この区間を移動する際、真っ先に思い浮かぶもっとも一般的な交通手段といえば、やはり東海道新幹線でしょう。のぞみの普通車指定席なら5940円、グリーン車なら8950円で移動できます。

 新大阪〜名古屋間なら「のぞみ」で約50分。多忙なビジネスパーソンや、現地での滞在時間を少しでも長く確保したい旅行者にとって、これほど頼もしい存在はありません。

 一方、「時間はかかってもいいから交通費を抑えたい」という人にはJR在来線という選択肢もあります。

 しかし、在来線では乗り換えが必要になるうえ、所要時間も約2時間40分から3時間と大幅に長くなります。近郊型電車で長時間移動することを考えると、快適性という面では新幹線に及びません。

 そんな「速さを取るか、安さを取るか」という中で、第3の選択肢として注目したいのが、近鉄特急「ひのとり」なのです。

 大阪難波〜近鉄名古屋間を結ぶひのとりの所要時間は、列車によって多少前後しますが、およそ2時間です。

 もちろん新幹線より時間はかかります。

 しかし、出発地点が大阪駅周辺ではなく、難波や心斎橋などのミナミ、あるいは大阪市南部であれば、わざわざ新大阪駅まで移動する必要がありません。大阪難波から名古屋まで乗り換えなしで移動できるという点も、ひのとりならではのメリットです。

Next普通の「レギュラー」でも十分にプレミアム。さらに上をいく「プレミアム」
Gallery 【画像】乗ってみたいね!これが近鉄特急「ひのとり」の豪華な車内です(32枚)
プロだけじゃない アマチュアこそ試したいスリクソンの新アイアン

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