「グーグルマップ」に頼りすぎる運転は危険!? 冬こそ知っておきたい 人気地図アプリのメリットと“泣き所”とは?
雪道走行に慣れていないドライバーは主要国道を走っていたほうが良い
じつはこうした雪道でも、勝手を知っている地元のドライバーは、かなりのペースで走ります。そのため、カーナビアプリは路面状況に関係なく「国道を走るよりも早い道」と理解するのです。

それはカーナビのアプリの予想到着時刻を見ても明らかです。
たとえば走っている道が凍結したワインディングロード、そして目的地まで30kmほどという状況で、到着予想時刻が30分後だったりします。つまり、雪道を平均60km/hで走ることが前提になっていたりするのです。
もちろん、雪道に慣れたドライバーであれば、そうした地元ドライバーの流れに近いペースで走ることも可能でしょう。
しかし雪道走行に不慣れなドライバーであれば、ペースはぐっと落ち、カーナビアプリの想定する時刻には到着できない可能性が高まります。
結局、主要国道を走っていたほうが、時間も早く、疲労度も小さかったという結果にもなり得るのです。
さらに走る時間帯や気象状況によっては、別の危険も生まれます。
北海道の山間部の道路では、照明が十分ではありません。道を知らずにこうした暗い山道を走るのは神経を使いますし、冬眠をしないエゾシカなど野生動物との接触事故の可能性も高くなります。
またいったん雪が降れば、山間部では吹雪になり、視界が極端に悪くなることもしばしばです。
地元のドライバーは天候が荒れそうなときはそうした路を避けて走りますが、カーナビアプリを頼りに走るレンタカーのドライバーは、そもそもどこが山間部なのか、走ってみるまでわからないという人が多いでしょう。そうした人が吹雪の山道を走ることは、視界不良による事故のリスクにつながるのです。
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