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珠玉の「フェラーリV8エンジン」を搭載するカスタムバイク鋭意製作中! 心臓部は「F355」用でパワーウェイトレシオは“F1マシンを凌駕”

V8エンジンを搭載するハンドメイドのカスタムバイク

 アメリカ・カリフォルニア州のロサンゼルスに拠点を構えるヘイザン・モーターワークス。そんな同社が手がける「HF355」が、カスタムバイク界に衝撃を与えています。何しろ心臓部にフェラーリ製の3.5リッターV8エンジンを搭載しているのですから。

フェラーリ製V8エンジンを搭載すべくハンドメイドで制作中のワンオフモデル「HF355」(C)Facebook『Hazan Motorworks』
フェラーリ製V8エンジンを搭載すべくハンドメイドで制作中のワンオフモデル「HF355」(C)Facebook『Hazan Motorworks』

 ヘイザン・モーターワークスが展開する「HF355」プロジェクトの核となるのは、1994年から1999年まで製造されていたフェラーリ「F355」のV8エンジンです。

 8500rpmまで回るフェラーリ謹製のV8エンジンは最高出力375馬力を誇り、「F355」では最高速度295km/hをマークする強力なユニットです。

 ヘイザン・モーターワークスのマックスウェル・ヘイザン氏は、2012年からカスタムバイク製作を本格的にスタート。これまで数々の傑作を生み出してきました。

 彼の作品は美術館に展示されても違和感がないほど美しく、価格は最高で12万5000ドル(約1845万円)にも達するそうです。世界的なバイクコレクターとして知られる億万長者のボビー・ハース氏や、映画『アクアマン』の主演俳優ジェイソン・モモア氏も、ヘイザン・モーターワークスの顧客リストに名を連ねています。

 鋭意開発中の「HF355」は一般的なバイクのようなフレームを持たず、エンジンとトランスミッションに各種パーツが取りつけられ、燃料タンクがメンバーの役割を果たしています。

 つまり、ベースとなるバイクは存在せず、カーボンファイバー製のボディカウルからアクリル製のスクリーンに至るまで、すべてがヘイザン・モーターワークスによる自作です。

 なお、エンジンの単体重量は107kg、総重量約270kgといいますから、パワーウェイトレシオは0.72kg/ps。理論上はF1マシンをも凌駕するスペックです。

 サスペンションは、フロントに倒立フォーク、リアに水平マウントのオーリンズ製ショックを採用。ブレーキはブレンボ製となっています。

 63インチ(約1600mm)というホイールベースは、アドベンチャーバイクと同程度ですが、スポーツバイクらしい俊敏性を失わないようセッティングされているそうです。

Next跳ね馬の心臓を積む“ワンオフの芸術”は公道走行も可能
Gallery 【画像】「えっ…!」これが珠玉のフェラーリ製V8エンジンを搭載するカスタムバイク「HF355」です(12枚)
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