珠玉の「フェラーリV8エンジン」を搭載するカスタムバイク鋭意製作中! 心臓部は「F355」用でパワーウェイトレシオは“F1マシンを凌駕”
跳ね馬の心臓を積む“ワンオフの芸術”は公道走行も可能
テスト風景の動画がヘイザン・モーターワークスのSNSにアップロードされているのでチェックしてみました。

エンジンをかける際に響くセルモーターの音は、まぎれもなくフェラーリのそれですが、肝心要のエキゾースト音は……あまりフェラーリっぽくありません。
さらに軽量フライホイールのせいか、エンジンの回り方が「F355」とは違うように思います。なんならV8エンジンであることを忘れさせるほどの“軽快感”が漂っています。
「HF355」プロジェクトは2024年5月に本格的な製作が始まり、先ごろようやくマッピングとテスト段階に到達しました。
このバイクが興味深いのは、単なるコンセプトモデルではなく、実際に公道走行を目指して設計されている点です。「HF355」は現代的なサスペンションとブレーキも備えるなど走りも重視しています。
ヘイザン・モーターワークスの作品は、決して量産されることはありません。「HF355」はヘイザン氏が「つくりたい!」と感じたからこそ誕生する、まさにワンオフの芸術品です。
完成にこぎ着けることができれば、フェラーリエンジンが奏でるサウンドとともに、バイク史上で最も特異なモデルとして語り継がれることでしょう。
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