名古屋から大阪までの移動は“のぞみ号”一択じゃない!? 新幹線よりも「ゆったりと」「快適に」移動できる“豪華特急”とは
実際に乗ってみてわかった「ひのとりが人気の理由」
近鉄特急ひのとりの所要時間は、東海道新幹線のぞみ号の名古屋駅-新大阪駅間の49分に比べ1時間以上多くなることから、太刀打ちできないのでは?と思う人がいるかもしれません。

しかし、新大阪駅を降りた後、ミナミに行くには移動と乗り換えに25分程度かかるため、のぞみ号利用での実質的な所要時間は1時間15分程度となり、大阪難波駅に到着する近鉄特急との差はぐんと縮まります。
さらに運賃と特急料金の合計は、ひのとりで4990円からと、のぞみ号よりも格安です。
そしてポイントとなるのが、移動の快適さです。実際にひのとりに乗ってみました。
ひのとりは基本的に平日は1時間に1本の15本、休日はそれに加えて朝夕に3本プラスの19本が運行されています。平日は、大阪難波発も近鉄名古屋発も、それぞれ毎時00分に出発します。
今回乗ったのは、レギュラーシートに700円プラスした「プレミアムシート」。横3列(2+1列)の見晴らしのいいハイデッカーです。
横4列(2+2列)のレギュラーシートでも、シートピッチ116cmという、新幹線のグリーン席並の快適性が特徴ですが、本革を使ったプレミアムシートは、東北・北海道新幹線、上越・北陸新幹線に設定される「グランクラス」と同じくらいのプレミアム感があります。「くつろぎのアップグレード」をコンセプトとしたひのとりならではの車両です。
プレミアムシートの座席はバックシェル構造のため、どんなに座席を倒そうとも後ろのシートに座る人に迷惑はかかりません。背もたれを最大限倒して電動のレッグレストを伸ばせば驚くほどフラットになり、快適に眠ることもできます。
全席コンセントもついているため、スマホやパソコンの充電もできます。さらにフリーWi-Fiも飛んでいるため、忙しいビジネスマンなら移動時間にパソコン仕事をすることも可能です。速度は10Mbps程度出ているので、トンネル内以外ならば息抜きにYouTubeなどの動画も問題なく視聴できます。
ひのとりは外国人観光客にも人気で、この日は平日の15時発という時間帯でしたが、プレミアムシートは満席で、ほぼ半数が外国人でした。
新幹線のぞみ号の名古屋・新大阪間49分と比較すると、確かに2時間5分の乗車時間は長いのですが、逆にいえば“ぜいたくな”ひとときを過ごすことができます。それが多くの利用者の支持を集めている理由です。
※ ※ ※
ひのとり指定席券は、発車の直前まで指定席券がオンライン購入可能というのも、利便性にひと役買っています。
ただし人気の特急のため、とくに休日のプレミアムシートは時間帯により早々に満席になります。旅行のスケジュールが決まったら、早めに予約をしておくのがベストです。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】