リッター1キロ未満の極悪燃費!? 元祖“高性能SUV” がオークションに登場 カウンタックのエンジンを搭載した「ランボSUV」とは
カウンタックのエンジンを搭載したSUVの燃料タンクは290リッター
米国フロリダ州コーラルゲーブルズで2025年2月に開催されたRMサザビーズのオークションに、1993年型のランボルギーニ「LM002」が出品され、45万500ドル(日本円で約6750万円)で落札されました。
LM002とはどんなクルマなのでしょうか。

LM002は、全長約4.8m×全幅2m×全高約1.8m、車両重量は約2.7トン、そしてV12エンジンを搭載したスーパーオフロード4WDで、1986年に開催されたブリュッセル・モーターショーで世界初公開されました。
あのカウンタックと同じ、5.2リッターV型12気筒エンジンをフロントに搭載、最高出力は444馬力を発生しました。
ZF製の5速マニュアルギアボックスが組み合わされ、フロントとリアのディファレンシャルを切り替えれば駆動方式はRWDと4WDを選択できました。
鋼管スペースフレームのシャシはアルミニウムとファイバーグラス(FRP)のパネルで覆われていました。軽量化が図られていたLM002でしたが、車両重量は2.7トンにも達していました。さらにエアコンやパワーウインドー、フルレザートリムを備えた豪華なインテリアを採用していました。
0−60mph(約96km/h)加速のタイムは7.7秒、最高速度は118mph(約189km/h)。現在、あらゆるブランドから高性能SUVが発売されていますが、LM002はそのハシリといっても過言ではないパフォーマンスを発揮していました。
ただし、燃費はリッターあたり750〜900mと言われるほど悪く、燃料タンクは約290リッター(76.6ガロン)という巨大な容量を確保していました。
LM002は1986年から1993年まで生産されましたが、その生産台数は300台あまりだったと言われています。今もなおブームが続くSUVの頂点に位置する、ハイパフォーマンスSUVのルーツ的存在です。
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今回オークションに出品されたLM002は後期生産モデル(1993年式)で、最初に買ったオーナーが25年間もの間所有していたといいます。
その後2人のオーナーの手にわたりましたが、数十年にわたりほとんど使用されることなく、走行距離はわずか2万2657km(1万4078マイル)となっています。
インテリアはソフトなブラックレザーに覆われ、スポーティなバケットシートは縁に鮮やかな赤いパイピングが施され、ドアトリム下部の赤いアクセントとコーディネートされています。
ダッシュボードやドア内張り上部には魅力的なウッドパネルがあしらわれ、高級感をさらに高めています。
低走行の極めてコンディションの良い個体で、予想価格を上回る金額で落札されました。
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