“慣らし運転”って令和の時代でも本当に必要!? 新車を購入したあとに行う“儀式” 具体的にはどうやれば良い?
そもそも「慣らし運転」って何?
新車を購入したあとの「慣らし運転」は、昭和の時代には必要不可欠でした。
ですが令和のいまでは、一般的なクルマでは慣らし運転は不要になり、ほぼ死語になったと言っていいでしょう。
ただし、高回転まで回るエンジンを搭載した高性能スポーツカーの場合は、最高の性能を発揮できるようにするため、慣らし運転を要求しているメーカーもあります。

そもそも、慣らし運転とはなにかを説明しておきましょう。
機械の工作精度があまり高くなかった時代には、新品時からエンジンの回転をあまり上げず、シリンダーとピストンの擦り合わせをしていき、滑らかに作動するようになってから高回転まで使うようにしていました。
このエンジン回転を上げずに擦り合わせをする期間を慣らし運転と呼び、新車を購入したオーナーがそれをしていたのです。
平成から令和と時代が移り、当然技術も進化しました。高い精度でエンジンを作れるようになったこともあって、昔のような「慣らし運転」は必要なくなりました。またそもそもエンジンのないEVも数多く登場しています。
もうひとつ、パワーやトルクの性能が向上したことで、エンジンに大きな負荷をかけずに走ることができるようになったため、通常走行がエンジン回転を上げない「慣らし運転」のようなものになったこともあります。
ただし、いまでは珍しい存在になりましたが、マニュアルトランスミッション車の場合は今でも慣らし運転をしたほうがいいでしょう。
これはエンジン回転数を抑えるのではなく、丁寧にシフトレバーを動かすことを意味します。
シフトアップ/ダウンのときに、シンクロリングが擦れてカウンターシャフトを次のギアの回転に合わせてくれるので、ギアがスムーズに入るのですが、新車のときはまだ硬くて動きが悪いのが普通です。
これはシンクロリングがまだ馴染んでないために、素早く回転を合わせられないからです。丁寧に操作するうちにシンクロリングの擦り合わせができ上がれば、シフトレバーの速い動きにもついてくるようになり、操作も軽くなります。
エンジンもトランスミッションもない電気自動車(BEV)の場合は、この慣らし運転という言葉は本当に死語になりました。
ハイブリッド車やPHEVにはエンジンが搭載されていますが、エンジン回転数をドライバーがコントロールできないため、慣らし運転の方法がありません。
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