“キング”ケニー・ロバーツ仕様の「ナナハンキラー」が米国オークションに登場 40年前のヤマハ「RZ350」の価値とは
伝説の名を冠した「RZ350」、米国オークションで注目集めた1台
1985年式のヤマハ「RZ350」ケニーロバーツエディションが、アメリカのオークションに登場しました。

かつて「ナナハンキラー」として注目されたRZ350は、1981年に登場した2ストロークのピュアスポーツマシンです。
当時すでに排ガス規制の影響が広まりつつある中で、「2ストロークの集大成」としてヤマハの情熱を注ぎ込んで開発されたのがこのモデルでした。
全長2080mm×全幅740mm×全高1085mmで、ホイールベースは1365mm。
最高出力は45ps、パワーウエイトレシオは3.17kg/psという驚異的な数値を達成。軽快な走行性能と強烈な加速感を武器に、RZ350は瞬く間にスポーツライダーから支持を集めました。
その後も世界各国で販売され、欧米向けにはラジエーターやパワーバルブなどを追加装備したモデルも登場しています。
今回発見されたのは、そんなRZ350の中でも1985年式の北米仕様で、ケニーロバーツ仕様と呼ばれる特別なカラーリングをまとった1台です。
コンペティションイエローにホワイトとブラックのグラフィックを組み合わせ、伝説のレーサー、ケニー・ロバーツのシグネチャーデカールがフロントカウルを飾ります。
細部を見ると、リアグラブバーやフェンダーは取り外され、リアターンシグナルは交換済み。さらにアフターマーケット製のハンドルバーやミラーも装着されています。
足まわりは18インチのゴールドキャストホイールにブリヂストンのBT45を組み合わせ、サスペンションはプリロード調整可能なモノショックと、エア調整式35mmフォークを採用。
ブレーキはフロントにデュアルディスク、リアにはシングルディスクを装備しています。
ハンドルまわりには120マイルスケールのスピードメーター、9500rpmのレッドゾーンを持つタコメーター、クーラント温度計、各種インジケーターを装備。視認性の高いオレンジ照明も特徴です。
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