ニッポンを代表するスーパーカー 13年前のレクサスが米国オークションで1億円超え! 走行距離3380キロ 希少な「黒いLFA」とは
限定スーパーカーLFAの歩みと398号車の特徴
米国のオークションサイト「Bring a Trailer」に姿を現したLFA398号車は、走行2100マイル(3380km)の低走行を誇る限定500台の希少車です。
いったいどのようなモデルなのでしょうか。

LFAは2009年10月にデビューしました。当時の量産車でカーボンモノコックを採用する例は少なく、レクサスは専用の炭素繊維織機まで開発して量産体制を築きました。
2010年代前半の市場ではフェラーリ458イタリアやランボルギーニガヤルドが話題となりましたが、LFAは高回転型V10と機能美あふれる造形で異彩を放ち、限定500台という希少性も相まって瞬く間に完売しています。
パワートレインは最高出力560PS・最大トルク480Nmを発生する4.8リッターV型10気筒自然吸気エンジン1LR-GUEで、チタン製コンロッドや個別スロットルボディ、ドライサンプ潤滑などを採用しました。
レッドゾーンは9000rpmに設定され、排気音は「天使の咆哮」とも称されます。車両重量は1480kgに抑えられ、0-100km/h加速は約3.7秒、最高速度は325km/hに達します。
今回の398号車はスターライトブラックの外装とキャメルイエローのレザー内装を組み合わせています。
カーボンファイバー強化プラスチック製骨格にアルミサブフレームを合わせ、トリプルセンターエキゾースト、サイドエアインテーク、速度感応式リアウイングを備えます。
フロント下部スポイラーは2015年1月に交換され、フロントエンドにはペイントプロテクションフィルムが施工されました。

足もとはダブルスポーク20インチBBS製ホイールとレッド仕上げブレンボキャリパーを装着し、フロント15.4インチ・リア14.2インチのカーボンセラミックディスクが高い耐フェード性を発揮します。
サスペンションはダブルウイッシュボーン前輪とマルチリンク後輪の組み合わせで、リモートリザーバー付きモノチューブダンパーによりサーキット走行にも対応する減衰力を確保しました。
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