ものづくりの町にライダー向けホテルが誕生

　静岡県浜松市に、駐車場のない築56年の空き家をフルリノベーションした、ライダー向け宿泊施設「152INN（イチゴーニイン）」がオープンしました。

　1日1組限定で、バイク旅を楽しむ人向けに造られたイチゴーニインは、国道152号線沿いというロケーションを活かし、“走る、遊ぶ”をテーマに開発された一棟貸しのツーリングホテルです。

　このホテル最大の魅力は、バイクとともに過ごせる“秘密基地”のような非日常空間。1階のダイニングでは、床をあえて約10cm下げることで、着席時の目線とバイクの高さが合う仕様になっており、ガレージ越しに愛車を眺めながら食事を楽しめるのが特徴です。

　昭和レトロな雰囲気を残した2階のスペースは、懐かしさと温もりが共存しており、仲間や家族と一緒にプライベートな時間を過ごせます。

　また、ライダーが愛車と快適に、安心して過ごせるような工夫が施され、防犯性を考慮したインナーガレージを設置し、雨の日でも安心して利用可能です。

　さらに、地元のライダーと連携して制作する「おすすめツーリングルートマップ」も設置予定で、自然・文化・歴史を感じられるスポットを巡ることができます。

　そして、イチゴーニインが誕生した浜松市天竜区二俣は、「ものづくりの町」としても有名で、ホンダの創業者・本田宗一郎氏が生まれた地でもあります。

　施設周辺には、宗一郎氏の足跡を辿る「本田宗一郎ものづくり伝承館」や、レトロとモダンが融合する「クローバー通り商店街」など、観光スポットに恵まれているのもポイントです。

　ライダーにうれしい工夫と地域の魅力が詰まったイチゴーニインは、1泊4名利用時に3万8000円前後で宿泊できます。