いまや“億超え”が当たり前!? 日本車を代表するスーパーカーが海外オークションで落札 14年前の「白いLFA」とは
走行距離1万3700キロ シリアルNo「52」の個体
エンジンは型式1LR-GUEで最高出力560ps、最大トルク470Nmを発揮。トランスミッションはアイシン製6速ASGで、ステアリング裏のパドルにより7段階の変速速度が選択できます。

前後荷重を最適化するため、トランスアクスル方式とリア配置のラジエーター類を採用し、鋭いターンインと安定したトラクションを両立しました。
インテリア中央にはフルTFTのコンビネーションメーターを配置し、モーター駆動のリングが可動して高回転までの針の追従性を確保。デジタル表示を主軸に据えながら、アナログ的な視認性を狙った設計思想が特色です。
製造から14年が経過した現在でも、LFAはプレステージと官能的なサウンドで評価が高く、世界的に取引価格が上昇傾向にあります。今回のオークションでは78万2500ドル(日本円で約1億1160万円)で落札されました。
為替変動による差を考慮しても、当時の新車価格3750万円の約3倍に相当します。希少性に加え、低走行かつ日本国内で丁寧にメンテナンスされてきた履歴が評価額を押し上げたようです。
カーボンファイバーが全体の65%を占める車体は、軽さと剛性の両立だけでなく低重心化にも寄与し、アクセル操作に対してダイレクトな旋回応答を示します。
この点は現行の市販スーパーカーでも到達が難しい領域とされ、世界中のコレクターがLFAを追い求める要因です。
最後に、500台限定のうち52番目というシリアルは単なる数字以上の意味を持ちます。エンジニアが「完璧な音色」を追い求めて制作したV10を搭載し、当時のレクサスが技術的頂点を示した証として、今回の個体は今後も価値を維持し続けるでしょう。
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千葉で競り落とされた2011年式LFAは、低走行と丁寧な整備履歴、そしてホワイトストホワイトという普遍的なカラーによって高値を記録しました。世界有数の希少モデルは国内外のコレクターから注目を浴び続け、今後も市場で高い存在感を保つと見込まれます。
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