20バルブの“4A-GE”に換装された「AE86」2ドアクーペが米国オークションに登場 走行距離25万キロ以上 ドリフト仕様に“魔改造”された個体の価値とは
オドは25万1000kmだが正確な走行距離は不明
動力は5速マニュアルトランスミッションを介して後輪に伝達され、AE86本来の軽快な駆動感を損ないません。

キャビンでは後席を取り外し後部パネルをRhinoライナーで保護するなど軽量化と剛性確保を図っています。
赤いBrideバケットシートとTOM’sステアリングホイールTRDシフトノブがドライバーを迎え、フロントカーペットも販売準備に合わせて交換されました。
メーターは時速150マイル約241kmまで刻み、レッドラインは7500rpmです。
オドメーターは15万6000マイル約25万1000kmを示しますが、走行距離不一致が記録され、正確な総距離は不明です。
その後の整備で技術的問題は解消されたと伝えられるものの、今回の個体はカリフォルニア州自動車修理局の検査を受けておらず、カリフォルニア州内の一般消費者へ販売できないという制限が残ります。
オークションは2025年5月22日に開始され、30件の入札を経て翌23日に2万500ドル、日本円で約290万円で落札されました。
制限付きの販売条件と走行距離不明という要素が値付けを抑えた一方、レストアとチューニングにかかったコストの大部分を回収できる水準として落札者に受け入れられた形です。
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AE86の伝統を守りながら20バルブ化と徹底的な補強が施された今回の個体は現行スポーツにも劣らぬ性能を備えます。
走行距離不明や州規制の制約がありつつも約292万2300円で取引され、高い完成度への評価と価格のバランスを示しました。
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