海外旅行の“ツウ”がオススメ! 手間もかからずオトクな旅ができる 航空券の「海外発券」そのメリットとデメリットとは
航空券の海外発券に「デメリット」はある?
では、東京発の場合はどうでしょうか。
最も安い運賃で選ぶと運賃は21万9190円。単純に比較すれば、東京発の方が5万円ほど安い計算になります。しかし、予約クラスを見ると往路は最もランクが低い「Z」で、復路は「Q」でした。往復ともマイル積算率は30%となり、往路のZはなんと事前の座席指定すらできないものです。

では、ソウル発と同じようにアップグレードできる予約クラスとしたらいくらになるのでしょうか。
残念ながらJALのWebサイトからは希望の予約クラスを自由に選ぶことはできないため、電話でJALに確認してみたところ、驚きの43万2880円!、払い戻しを可能にすると2万5000円上乗せとなり45万7880円となりました。その差は20万円近く!あまりに大きいですよね。ちなみに、ソウル発券と同じぐらいの運賃を東京発で探してもらったところ、予約クラスは「S」(マイル積算率50%/払い戻し不可)となり、28万7880円でした。
次に予約クラスが往路「K」復路「B」のソウル発と、往路「Z]復路「Q」の東京発とのマイル数はどのぐらい違うのか計算してみます。
結果はソウル発の場合で往路4780マイル+復路6828マイルの計1万1608マイル。東京発では往復共に2048マイルで計4096マイル。しかも、ソウル発の場合は金浦~羽田の584マイル+834マイルの1418マイルが加算されるのです。(※いずれもJALカード普通会員の場合)
この結果、トータルでの差は8930マイル。つまり、ソウル発であれば5万円の差で東京発の倍以上のマイルが積算されることになり、これは東京発の2往復分に相当するマイルが余計に加算される計算です。
さらに変更は往復とも2万円でできるものの、払い戻しは不可。一方でソウル発券の方は、予約変更は無料で行える上に払い戻しも5万ウォン(日本円換算:約5000円)で可能でした。こうしたトータルでの差は個人的にはとても大きいと思っています。
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一方で、海外発券の場合はデメリットもあります。それは出発は必ず現地に出向く必要があるということです。
となれば、ソウル発の場合なら、この航空券以外にソウルまで行く費用がかかるということになります。仮にJALの場合で5万円前後の費用がかかりますが、個人的にはこの区間は距離も短いので、便数が多いLCCを使ってもでもいいのではないかと思いますし、もしマイルを持っているなら特典航空券を使うのもいいと思ってます。
それと東京~パリの区間以外に、ソウルを往復する日程を組む必要があるのも多くの人にとってデメリットになるでしょう。そこでオススメしたいのが、「ストップオーバー」の活用です。
ストップオーバーとは、乗り継ぎ地で24時間以上滞在することを意味するもので、今回の東京を経由するJALの場合では、その滞在期間を360日後まで設定することができます(若干の手数料がかかる可能性あり)。なので、まずは東京からのパリ旅行の日程を設定し、それとは続かない離れた日程で最初と最後に2回、ソウル旅行を組み込みます。つまり、ソウル発をこなすために東京~ソウルの往復分のチケットを別に用意する必要はあるものの、パリ旅行以外にソウル旅行が2回行えると考えればいいのです。
ただ、JALに限っては残念なお知らせもあります。
2025年2月より、アジア圏内の旅程でこの方法が得策ではなくなってしまったのです。それはエコノミーでも運賃種別がかなり高い「Economy-Flex」しか選べなくなってしまったからです。
たとえばソウル~東京~シンガポールでは290万6700ウォン(日本円で約29万円)という高額運賃しか選べません。予約クラスは「Y」なので、マイル積算率は100%で、ビジネスクラスへのアップグレードも可能な運賃ではありますが、アジア圏では絶対的な距離も短くなることからマイル数での旨みもあまりないと考えます。
しかし、あきらめる必要はありません。これはJALの話であって、ソウル発の海外のエアラインであれば納得いく運賃でのフライトがいくらでも見つかります。
たとえば大韓航空やアシアナ航空、さらにはシンガポール航空を選べばソウル~シンガポールは直行便で手配できますし、キャセイパシフィック航空やマレーシア航空を選ぶ手もあるでしょう。試しにこれらの航空会社の運賃を調べると日程にもよりますが、概ね東京発よりも安いことがわかっています。
海外発券という慣れない行為に、最初は躊躇するかもしれません。しかし、一度でもこの方法をおぼえてしまったら、そのお得感を実感するはずです。
私の場合、今では海外へ行くときはほとんど海外発券で組んでおり、2025年9月に予定しているミュンヘン行きはソウル発で、2026年1月に予定しているラスベガスはクアラルンプール発で、いずれもストップオーバーを組み込んでの旅程としました。
ちなみにラスベガス行きではビジネスクラスへのアップグレードも確保済みです。皆さんもぜひ海外発券をトライしてみることをオススメします。
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