伝説のF1ドライバー「音速の貴公子」のヘルメットがオークションに登場 1991年の日本GPでも着用した“ホンモノ”のメットの価値とは
セナ選手が1991年のF1シーズンで着用したヘルメット
2025年7月17日に締め切られるRMサザビーズのオークションに、1991年のF1シーズンでアイルトン・セナ選手が着用したヘルメットが出品されます。

今回出品されるのは、セナ選手がマクラーレン・ホンダに所属し、「MP4/6」で戦っていた1991年シーズンに着用していた「レオス」ブランドのヘルメットです。
1991年シーズンは、セナ選手にとって3度目、最後のドライバーズチャンピオンに輝いた年です。全16レースのうち7レースでチェッカーフラッグを獲得、当時フェラーリを退団後にウイリアムズで復帰していたナイジェル・マンセル選手よりも2勝多く勝ち星をあげました。
1991年は、セナ選手がレオスヘルメットを着用した2年目で、最後の年でもありました。セナ選手は翌1992年と1993年は「ショウエイ」、その後1994年には「ベル」に戻ったため、レオスヘルメットはわずかしか残っていません。
レオスはホンダ傘下のヘルメットメーカーでしたが、当時2輪を中心に展開していました。ただしホンダにとってセナ選手は重要な人物だったため、ホンダは彼とチームメイトのゲルハルト・ベルガー選手のために特注ヘルメットを制作したといいます。
1991年モデルはまったく新しい特注ヘルメットとしてごく少数が生産され、一般販売されることもありませんでした。1990年に使用されたレオス社製ヘルメットとは、シェル、バイザー、ベンチレーションに様々な違いが見られます。1991年モデルのレオスヘルメットの重量は1.3kgで、以前のベル社製ヘルメットよりかなり軽量でした。
このヘルメットは1991年8月7日、ハンガリーGPの4日前に完成しました。ただハンガリーGPではセナ選手は着用しませんでしたが、ベルギーGP以降、レースでも使用されました。
写真調査によると、その後モンツァでのイタリアGP、エストリルでのポルトガルGP、そして鈴鹿での日本GPで使用していたことが判明しています。レオス社の技術者によってR8と名付けられたこのヘルメットは、レースのたびに技術者が同行、各ドライバーに支給された2組のヘルメットのメンテナンスと使用状況の観察を行ったといいます。
このヘルメットは後部側にセナ選手のサインが入り、チームメイトのベルガー選手に贈られたとされています。いまでもレースに使用された痕跡が残る貴重なヘルメットです。
落札予想価格は20万ユーロから25万ユーロ(日本円で約3445万円から約4305万円)とされています。
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