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街で再燃する“ぺたんこスニーカー”ブームの主役に迫る! アディダス オリジナルス「サンバ OG」が支持される理由とは?

"ぺたんこ"スニーカーブームの火付け役

 最近、街でよく見かけるスニーカーといえば、やっぱりadidas Originals(アディダス オリジナルス)。定番の「スタンスミス」を思い浮かべる方も多いかもしれません。

 ですが、今街中で見かけるのは、「SAMBA OG(サンバ オージー)」というモデルです。すでに定番化している一足ですが、「今さら聞けない」と感じている人も多いはず。そんな「サンバ OG」の魅力を、改めて紐解いていきましょう。

アディダス オリジナルス「サンバ OG」。定番カラーの白や黒が大人気。シーズンごとに異なる色合いや素材を使った新作も登場。人と違う一足を狙うなら、バリエーションモデルも狙い目です。
アディダス オリジナルス「サンバ OG」。定番カラーの白や黒が大人気。シーズンごとに異なる色合いや素材を使った新作も登場。人と違う一足を狙うなら、バリエーションモデルも狙い目です。

 長く続いた”厚底ボリュームスニーカー”ブーム。そのカウンターカルチャーとして、ここ数年は”ぺたんこ”スニーカーに関心が集まっています。中でも象徴的な存在が「サンバ OG」。インフルエンサー、セレブなどのSNSによる発信によって人気が加速しました。さらに、90年代やY2Kファッションのリバイバルも追い風となり、”ぺたんこ”でヴィンテージ感のあるシルエットを持つ「サンバ OG」は、現代的でノスタルジックなアイテムとして再び脚光を浴びています。

 「サンバOG」は、元々サッカーシューズとして誕生したアディダス オリジナルスの中でも屈指の伝統モデル。さりげなく主張しつつも、コーディネートに自然と馴染む、日常使いに取り入れやすいバランス感が魅力です。

話題の"テラス系スニーカー"って何?「サンバ OG」と英国フットボール文化

 「サンバ OG」を検索していると”テラス系スニーカー”というワードをよく見かけます。1990年代、イギリスのサッカースタジアムには、地元の若者たちが気軽に観戦できるよう、芝生だけの立ち見エリアが設けられていました。そこは”テラス席”と呼ばれ、サポーターたちのカルチャーの発信源でもありました。彼らが履いていたシューズは、次第に“テラス系スニーカー”と称され、当時のストリートファッションにも影響を与える存在となっていきます。

そして、”テラス系スニーカー”の代表的なモデルが「サンバ OG」です。低めのプロポーション、クラシックなガムソール、そして特徴的な”T-トゥ”デザインを備えたこの一足は、当時のフーリガンたちの足元を象徴する存在でした。こうしたテラス文化の要素が現代で見直され、最近では多くのブランドが、” テラス系”から着想を得たデザインを展開。新定番のファッションとなって定着してきています。

ポイントは"T-トゥ"デザイン

2000年代には、90年代のカウンターカルチャーとして、ローテクスニーカーや“アディダス”ブームが到来しました。当時の主役は「スタンスミス」。カジュアルだけでなく、スーツや上品な装いの“ハズし役”として合わせるスタイリングでも注目を集めました。

つま先部分の"T-トゥ"は、フットボールシューズに見られる特徴的なディテールのひとつ。補強のための切り替えがT字型になっており、耐久性を高めつつ、デザインとしても独特のアクセントを与えています。クラシックでシャープな印象を足元にプラスしてくれます。
つま先部分の"T-トゥ"は、フットボールシューズに見られる特徴的なディテールのひとつ。補強のための切り替えがT字型になっており、耐久性を高めつつ、デザインとしても独特のアクセントを与えています。クラシックでシャープな印象を足元にプラスしてくれます。

この「スタンスミス」と、「サンバ OG」の1番の違いは、つま先にT字型の切り替えが入った“T-トゥ”と呼ばれるデザイン。このディテールが「サンバ OG」のシャープで引き締まったシルエットに、より洗練された印象を与えてくれます。
そして現在。当時と同じように、オーバーサイズでストリートカジュアルな90年代のファッションから、スマートなシルエットに洗練された上品なファッションに移行し始めています。スポーティでありながらも、シャープで都会的なバランスを持った「サンバ OG」は、今のスタイルに自然と馴染む一足なのです。

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宇田川雄一
宇田川雄一
Writer & Stylist
スタイリストのアシスタントを経て2008年に独立。モノ誌やWeb、広告などで幅広く活動。服を着ることで気分が高揚し、自然と外出したくなるような「装いの力」を大切にしている。その人本来の魅力や企画の意図を汲み取り、一歩先を行くスタイリングを提案。自身もランニング等の運動を習慣とし、日々のウェルネスを実践。ファッションやライフスタイル全般における幅広い経験を生かし執筆も手がける。

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