「数寄屋造り」をいかしつつ近未来の日本旅館を創造

　兵庫県神戸市に位置する有馬温泉の高級料亭旅館「欽山（きんざん）」は、40室あった客室を31室にダウンサイジングし、5年超の歳月を経て全客室のリニューアルが完成しました。

　欽山は創業昭和4年、四季折々の懐石料理と名湯有馬の金泉・銀泉が楽しめる数寄屋の佇まいが美しい、有馬を代表する高級料亭旅館です。

　また、従業員が心身ともに健康な状態で宿泊客をおもてなしできるよう、週2日を基本に休館日を設け、館内も常に清潔であるように修繕や徹底清掃がおこなわれているといいます。

　さらに、春・夏・冬休み期間並びに特定期間を除き、乳幼児を含む小学生以下の子どもの入館を断り、大人のための贅沢な時間を提供してくれるのも特徴です。

　同館は、素材の持つ自然の風合いをいかした質素かつ洗練された意匠「数寄屋造り」を特徴とするが、今回のリニューアルではその意匠を活かしつつ、水廻りを中心に“清潔感”と“快適性”を重視し、洗面台およびトイレに最新の衛生器具を導入。

　また、バリアフリー化へのおこないとして、トイレの段差を解消し、二間タイプの客室にはツインベッドを採用。水屋もドリンクメニューをフリーで用意したミニバーに更新されています。

　ほかにも、次世代型マルチ機能付き音声認識ベッドやスマートテレビ、高速Wi-Fiを備えるなど、「洗練された時空間」をテーマに、近未来の日本旅館のあり方を創造しているのもポイントです。

　食事は、新鮮な旬の食材のみ使用しており、宿泊客の食事時間に合わせて調理を開始してくれるため、出来立ての料理を一品一品味わうことができます。

　全客室がリニューアルオープンした、有⾺を代表する高級料亭旅館“欽山”の予約や詳細は、公式サイトから確認可能です。