もう二度と出てこないかも!? 生産台数わずか19台の日産「GT-R50 byイタルデザイン」がオークション登場 走行距離わずか193kmの“ほぼ新車” その価値とは
50周年を祝うコラボから生まれた特別なR35 GT-R
2025年8月28日、イギリスのオンラインオークションサイト「Collecting Cars(コレクティング カーズ)」において、日産とイタリア「イタルデザイン」が共同開発した特別モデル「Nissan GT-R50 by Italdesign(日産GT-R50 byイタルデザイン)」が出品されました。世界に19台しか存在しない超希少車として、大きな注目を集めています。

先日、生産終了が発表された日産のR35型「GT-R」をベースに仕立てられた2021年式「GT-R50 byイタルデザイン」は、日産とイタルデザイン双方の50周年を記念して誕生した特別モデルです。
イタルデザインによるコーチビルドを受け、“究極のリマジネーション”と呼ばれるこの一台は、標準車よりルーフラインが54mm低く、専用のLEDヘッドランプやリデザインされたリアエンドなど、細部まで新たに造形されています。カーボンコンポジットがふんだんに使われ、存在感はまさに現代のスーパーカーそのものです。
パワートレインも大幅に強化されており、3.8リッターV型6気筒ツインターボ「VR38DETT」はNISMO(ニスモ)の手によって最高出力710馬力・最大トルク780Nmを発揮します。GT3スペックの大型ターボチャージャーやインタークーラー、強化ピストン、インジェクター、リデザインされたエキゾーストなど、レーシング由来の改良が多数組み込まれているのが特徴です。
足まわりにはビルシュタイン製の可変ダンパーを採用し、ブレーキはカーボンセラミックディスクとブレンボ製6ピストン/4ピストンキャリパーを組み合わせています。タイヤはミシュラン・パイロットスポーツ4を装着し、ホイールは専用デザインの19インチ。走行性能と存在感を両立させた仕立てになっています。
今回出品された個体は、生産19台のうち11番目にあたる車両です。ボディカラーはオプションの「リキッドシルバー・メタリック」にグロスブラック、NISMOレッド、カーボンファイバーを組み合わせた仕上げで、さらに希少な工場オプションの油圧式リアウイング(6万ユーロ=日本円で約1028万円相当)を備えています。インテリアはブラックレザーとスエードを基調に、レッドステッチやカーボントリムを随所に配置。カーボンバックのレカロ製スポーツシートやBOSEサウンドシステム、赤い12時マーカー付きマルチファンクションステアリングなど、特別感にあふれたキャビンに仕立てられています。
さらにこの個体は「デリバリーマイレージ」と呼ばれる納車時の状態をほぼ保っており、走行はわずか120マイル(約193km)。一度も登録されることなく、スイスの気候管理された施設で秘蔵されてきたため、コンディションは“新車同然”と紹介されています。販売時のMSRP(メーカー希望小売価格)は105万ユーロ(約1億3700万円)でしたが、世界に19台しか存在しない事実と保存状態を踏まえれば、今回のオークションでもそれを大きく上回る落札価格が予想されます。
オークションは2025年9月5日まで入札を受け付けており、このGT-R50 byイタルデザインは現代の日本車スーパーカーの中でも頂点に位置する一台として、コレクター垂涎の一台になることは間違いありません。
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