世界唯一の「自動巻き×機械式高度計」が業界の風雲児とコラボレーション

　オリスの高性能パイロットウォッチが、ジョージ・バンフォード氏率いるウォッチカスタムハウスBWDとコラボレーション。ヴィヴィッドなカラーをまとった新作「ProPilot Altimeter “Mission Control”」が登場しました。

　オリスのプロパイロット・アルティメーターといえば、2014年の初代発表以来、革新性と実用性を兼ね備えた唯一無二の存在として、高い評価を得てきた高性能パイロットウォッチ。

　なんといっても特筆すべきは、最大約6000m（19,700フィート）まで計測できる機械式高度計の搭載にあります。

　4時位置のリューズをねじ込んだニュートラルポジションであれば、一般的な自動巻き時計と同じようにセンター針で時刻を表示しますが、このねじ込みを解除して6時位置の三角マークに現地点の参照気圧をセットすると、赤と黄色のポインターがそれぞれ気圧と高度を表示してくれます。

　高度計測機能が腕時計に搭載されることは珍しくありませんが、その多くはクォーツ式やデジタルウォッチで、機械式アナログウォッチで高度計が搭載されるのは極めて稀。

　日常から本格的な山岳・航空用途まで幅広いシーンで活躍する実用性とユニークなギミックは、多くの時計愛好家からリスペクトを集めています。

　また、もうひとつの魅力は素材使いの妙にあります。高度・気圧に時刻・日付など、複数の情報をわかりやすく伝えるにはそれ相応のサイズが必要ですが、日常を共にすることを考えると手首に負担のない軽さが求められます。

　そこで本モデルでは、ケース素材にスイスの名門大学チューリッヒ工科大学発のハイテク企業・9T Labsと協力し、同社が開発したカーボンファイバーをベースにした複合素材を採用。プラスチックのような軽さと金属以上の強度を併せ持った新素材のおかげで、着用感が向上。

　さらに積層成形によって生み出された年輪のような模様が個体ごとに異なる表情を生み出して、手にする人の所有欲を満たします。

　そんな技術的な革新をまとった唯一無二のタイムピースが、時計業界の風雲児ジョージ・バンフォード氏率いるウォッチカスタムハウス、バンフォード・ウォッチ・デパートメント（BWD）とコラボレーション。視認性と遊び心を両立させたカラーリングで、稀代の名品に新たな生命を吹き込んでいます。

80年台のスニーカーから着想を得たカラーで遊び心と視認性を両立

　ブラックをベースとするダイヤルに、イエローやライムグリーン、レッドを差し込んだスタイルは、1980年代のスニーカーデザインから着想を得たもの。

　暗所でも強い存在感を放つスーパールミノヴァの効果と相まって、コントラストの効いたダイヤルは「宇宙からでも見分けられる」とジョージ・バンフォード氏が語るほどの、際立った個性を放ちます。

　またこれらヴィヴィッドな配色は、デザイン上の楽しさと共に、視認性を向上させるという機能面での効果も提供。ポップなカラーで、高度と気圧、現在時刻をスムーズに伝えます。

　テキスタイル製のストラップにはシックなブラックをまといますが、裏地には鮮やかなイエローとグリーンのレザーライニングを配色。

　グレーPVD加工チタン製のフォールディングクラスプは微調整機構を備え、実用性と高い装着感を保証。またサファイアクリスタル風防は両面無反射コーティングを施すことで、反射を抑えつつ外周の高度計スケールまでクリアに読み取れる仕上がりとなっています。

　世界限定250本で発売されるこのモデルは、オリスの技術的な挑戦とBWDの自由な感性が融合した“挑戦への司令塔（Mission Control）”。軽さと強さに機能性とデザイン性を兼ね備えた本作は世界250本の限定モデル、コレクターズピースとしても注目を集めそうです。

製品仕様
「Oris × Bamford ProPilot Altimeter “Mission Control”」
・品番：01 793 7775 8724-Set
・価格（消費税込）：120万6700円
・ケースサイズ：47mm径・16.7mm厚
・ケース：シングルピース カーボンファイバー コンポジットケース
・ベゼル、ケースバック：グレーPVD加工チタン
・ストラップ：ブラックテキスタイルにイエロー＆グリーンのレザーライニング、グレーPVD加工のチタン製フォールディングクラスプ
・風防：両面ドーム型サファイアクリスタル、両面無反射コーティング
・ムーブメント：機械式 自動巻き Oris Cal.793
・駆動時間：パワーリザーブ約56時間
・防水性能：10気圧
・限定数：世界限定250本
・発売時期：2025年9月