涼しくなる秋のシーズンはやっぱりツーリングだよね! 長距離と日常の使い勝手を両立する 国内メーカーの代表的「スポーツツーリングバイク」3選
生産終了して在庫のみのヤマハと現在も新車で買えるカワサキの2台
ヤマハ「FJR1300A」
ヤマハ「FJR1300A」は、2013年に国内市場へ導入された、スポーツ走行とツーリング性能を両立させる方向で開発されたモデルです。

エンジンは直列4気筒1297cc。大排気量ならではの余裕を活かしながらも、電子制御技術を組み合わせてライダーの操作を補助する設計とされています。
さらに、上級仕様の「FJR1300AS」は、AT限定大型二輪免許でも運転できる唯一の大排気量スポーツツアラーモデルです。
くわえて、ヤマハ電子制御シフト(YCC-S)を組み込んでクラッチ操作を自動化することで、ライダーの長距離移動時の負担軽減に役立っています。
こうした仕組みにより、高速道路を含む広域移動に適したモデルとしての性格を備えています。
なお、FJR1300Aの消費税込みの価格は、154万円から187万円でしたが、2022年に生産終了しており、新車は在庫のみでしか手に入らない点には注意が必要です。
カワサキ「ニンジャ1000 SX」
カワサキ「ニンジャ1000 SX」は、2011年に初代モデルが登場しました。

同メーカーのZ1000をベースに開発され、2017年から日本国内でも販売が開始されています。
外観は「ニンジャ」シリーズ共通の鋭いフロントフェイスを持ち、シリーズの一員であることを印象づけています。
また、シフトチェンジを滑らかにおこなえるように、「カワサキクイックシフター」が標準搭載されています。
さらに、アップライト気味のライディングポジションが設定され、長距離移動だけでなく日常的な扱いやすさも意識し設計されているといいます。
消費税込みの車両価格は159万5000円です。
※ ※ ※
いずれの3車種は、いずれもスポーツ走行と日常利用の双方に対応する方向で設計されており、そのアプローチは異なります。
たとえば、ヤマハは電子制御技術を積極的に取り入れてツーリングでの快適性を高め、ホンダは伝統的なネイキッドスタイルと大排気量エンジンを軸に、継続的な開発をおこなってきました。
そして、カワサキはニンジャブランドのデザインを継承しつつ、国内外の市場でツーリング用途に適した仕様を整えています。
スポーツツアラーは、長距離移動と日常使用の両立を意識したカテゴリーであり、今回紹介した3車種もその方向性を明確に示しています。
それぞれのメーカーや車種の特性を理解することで、用途に応じた選択に繋がりやすくなるといえます。
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