“消えるドア“が斬新な「真っ赤なBMW」がオークションに登場 35年前のオープンカーなのに走行距離63キロ “ほぼ新車”の「Z1」とは
BMW「Zシリーズ」の最初のモデル
2025年10月18日にドイツ・ミュンヘンで開催されるRMサザビーズのオークションに、1990年式BMW「Z1」が出品されます。
どんなクルマなのでしょうか。

Z1は、1987年のフランクフルトモーターショーで公開されたBMWの2シーターオープンカーです。
現在も続くBMWの「Zシリーズ」ですが、一番最初に登場したのがこのZ1になります。ちなみにZはドイツ語の「Zukunft(未来)」の頭文字から来ているといいます。
全長3921mm✕全幅1690mm✕全高1227mmというコンパクトなロードスターで、BMWの社内研究開発部門(BMW Technik GmbH)で設計されました。
デザインで特徴的なのが、乗降用のドアです。ドア本体が下にスライドして引き込まれるという斬新な構造となっています。このドアにはパワーウインドウも内蔵されています。
Z1は1989年からミュンヘンにあるBMW工場で製造されましたが、8000台という台数にとどまり、3年後の1991年には生産が終了しました。
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今回オークションに登場したZ1は、1990年7月に製造され、8月に伊・フィレンツェのディーラーに納車されました。
しかし最初のオーナーが見つかるまではかなりの時間がかかったようで、最初の登録は1994年末になっていました。このZ1はフィレンツェで2代目のオーナーの手に渡り、2009年夏に購入されました。
走行距離はカタログ掲載時点では63kmと、ほぼ未走行だということが特徴です。
落札予想価格は9万ユーロから12万ユーロ(1ユーロ175円として日本円で約1581万円から約2108万円)とされています。
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