世界555台限定の“スゴいZ8”がオークションに出品 22年前のオートマ仕様「アルピナ・ロードスターV8」ってどんなクルマ?
予想落札価格は約5250万円から6650万円
2025年10月18日にドイツ・ミュンヘンで開催されるRMサザビーズのオークションに、2003年式アルピナ「ロードスターV8」が出品される予定です。
どんなクルマなのでしょうか。

アルピナ・ロードスターV8は、BMW「Z8」をベースに、アルピナがチューニングしたモデルです。
2003年のロサンゼルスショーで世界初公開され、全世界555台限定モデルとして発売されました。そのうち約450台が北米市場で販売され、105台は欧州、そして日本でも18台が割り当てられたといいます。
ベースのZ8が4.9リッター(4941cc)V8エンジンを採用していたのに対し、アルピナ・ロードスターV8はボア径を1mm小さくして4.8リッター(4837cc)にエンジンチューニングしています。
これにより、最高出力は389馬力と、ベースのZ8よりも11馬力落ちますが、最大トルクは520Nmと、ベースよりも20Nm向上しています。
また、通常のZ8には6速MTしか用意されていませんでしたが、アルピナ・ロードスターV8はZF製の5速ATを採用、パドルシフトも用意され、よりグランドツーリングなモデルに進化していました。
今回、オークションに出品される予定のアルピナ・ロードスターは、欧州仕様として105台販売されたなかの66番目の個体で、チタンシルバーのボディにレッドナッパレザーのインテリア、そしてブラックのインサートがあしらわれ、2003年5月にスイスへ新車として納車されました。
スタンド付きハードトップルーフ、ウィンドディフレクター、工具ロール、モトローラ折りたたみ式携帯電話、取扱説明書が付属するこのアルピナ・ロードスターV8、カタログ作成時の走行距離は1万9567kmです。
2002年式アルピナ・ロードスターV8、予想落札価格は30万ユーロから38万ユーロ(1ユーロ175円として日本円で約5250万円から6650万円)とされています。
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