“MTのポルシェ”は値落ちしない!? 11年落ちのSUV「カイエン」が1900万円超もの高額で落札された理由とは? 価格はなんと購入時の2倍以上に
高値落札の背景にはMT以外にも何か理由がある!?
当該車両の価値が4年間で2倍以上に跳ね上がった理由は、いくつか考えられます。

そもそも、MTを搭載したSUVはごくわずかしか存在しないという事実です。そして、ポルシェは2014年を最後に「カイエン」のMT車を廃止。この先も製造されることはないといえるでしょう。
加えて、「Cars&Bids」や「Bring a Trailer」といったオンラインオークションサイトの普及により、希少車がこれまで以上に多くの人の目にとまるようになり、価値が適正に評価される機会が増えたのも理由のひとつでしょう。
従来なら埋もれてしまいがちな特別仕様車も、全世界のコレクターの目に触れる機会を得られるようになったのです。
中古車相場は需要と供給によって支配されるもの。つまり中古車は“時価”なのです。今回の出来事が単発的なものなのか、それともMT仕様の「カイエン」自体、相場が上昇する前兆にあるのかは、今後の動向を見守る必要がありそうです。
なお、今回の落札結果を疑問視する声も上がっています。オークションサイトのコメント欄を眺めてみると「サイト自体がバグったのかと思った」や、「シル・ビッド=偽装入札の疑いがある」といった意見が多数寄せられていました。まぁ民間のオークションなので、いずれも可能性は否定できません。
疑い始めればキリがありませんが、「Cars&Bids」へ注目が集まるように(つまりは宣伝広告となるように)わざと高値入札した可能性も排除はできません。
もっと空想するなら、AIエージェントを活用して中古車売買をしている人がいたのかも……。皆さんはどう思われますか?
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