“MTのポルシェ”は値落ちしない!? 11年落ちのSUV「カイエン」が1900万円超もの高額で落札された理由とは? 価格はなんと購入時の2倍以上に
MT車なら4年乗ると価値が2倍以上になる!?
アメリカの中古車オークションサイト「Cars&Bids」において、先日、信じられない出来事が起こりました。2014年式ポルシェ「カイエン」のベーシックグレードが、なんと12万5500ドル(約1914万円)で落札されたのです。
この金額は、新車の「911」も購入できるほどの額。同世代の「カイエン」の一般的な中古車相場を9万ドル(約1373万円)以上も上回る異例の結果となりました。

2014年式ポルシェ「カイエン」のベーシックグレードに驚きの高値がついた理由は、該当車両が極めて希少な6速MTを搭載していたため。ただし「きっと走行距離が少ないのだろう」と思いきや、こちらは6万4600マイル(約10万4000km)としっかり年式相応でした。
ポルシェ「カイエン」にMT車が設定されていたことを知る人は、意外にも少ないかもしれません。
初代「カイエン」(955/957型)と第2世代(958型)には、2011年から2014年まで、ベースグレードであるV6モデルに6速MTがオプション設定されていたのです。
また、初代「カイエン」に2008年から投入された「GTS」グレードにも、MT車がラインナップされていたことも記憶に新しいところです。
今回落札された「カイエン」は、同車のヒエラルキーの中では廉価版に相当するモデルですが、一応「プレミアムパッケージ」という豪華仕様だったそうです。
ちなみに売主は、該当車両を今から4年前にビンテージカーやクラシックカーの売買を専門とするオンラインオークションサイト「Bring a Trailer」にて5万1000ドル(現在のレートで約778万円)で購入していました。
ということは、この4年間で車両価値は2倍以上に跳ね上がったことになります。中古車を買って4年間乗り回したら、逆に価値が上がったなんて、まさに夢のような話です。
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