もう高速料金の「現金払い」ができなくなってしまう!? 料金所の「ETC専用化」なぜ全国的に急ピッチで進む? 移行に残される課題とは
移行に残される課題とは
一方で、この移行には課題も残されています。

これまで現金払いに慣れてきた高齢者層などの利用者からは、「急な変化は負担になる」「車載器を設置する費用が重い」といった声が上がっています。
特に地方部では、高齢ドライバーや非ETC車の割合が都市部よりも高く、現金ゲート廃止が生活や移動の利便性に影響を与える可能性が指摘されています。
また、非ETC車の通行料金の負担増や、本線料金所撤去後の料金徴収方法の見直しも、今後の検討課題です。
こうした中で注目されるのが、スマートインターチェンジの整備です。
スマートインターチェンジはETC専用の簡易型インターチェンジで、全国で161か所が開通しています。
従来の料金所に比べ低コストで設置でき、地域の交通アクセスや経済活動の活性化にもつながることから、現金ゲート廃止と並行して整備が進められています。
現金ゲートの廃止は単なる料金所運営の効率化にとどまらず、高速道路全体のネットワークや利用環境を変える動きです。
利用者にとっては、ETC専用化が進むことで混雑緩和やスムーズな通行が期待できる一方、これまで現金払いに依存していた層への移行支援も欠かせません。
※ ※ ※
高速道路料金所のETC専用化は、都市部で5年、地方部で10年をめどに現金ゲート廃止を進める大規模な計画です。
スマートICの整備やETC利用環境の改善とともに、高速道路の利用形態は大きく変化するため、利用者には早めの対応準備が求められます。
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