落札価格は6億円超え! 世界でわずか3台の「特別なラ・フェラーリ」がオークションに登場 電光ブルーの特注色で仕上げられた“超希少ハイパーカー”の価値とは
世界限定499台のハイブリッドスーパーカー「ラ・フェラーリ」
2025年8月9日、アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」で、2014年式のフェラーリ「ラ・フェラーリ」が落札されました。

ラ・フェラーリは、2013年のジュネーブモーターショーで初公開されたハイブリッドスーパーカーです。
伝統のV12エンジンに加え、F1技術を応用した電動モーターを組み合わせることで、フェラーリ史上初のハイブリッドモデルとして登場しました。
ボディの中心構造となるモノコックは、F1マシンの製造技術を応用して開発されたカーボンモノコック構造です。
とくに、4種類の異なるプリプレグ炭素繊維が使い分けられたことにより、ドライバー周辺の高い安全性を確保しながら、軽量化とねじり剛性の両立を高次元で実現しています。
搭載される6.3リッターV型12気筒自然吸気エンジンは、最大出力800馬力、最大トルク700Nmを発生。このエンジンに161馬力を発揮する電気モーターを組み合わせることで、システム総出力は963馬力に達します。
また、駆動方式は後輪駆動で、トランスミッションには7速デュアルクラッチを採用。0-100km/h加速は約2.9秒、最高速度は350km/hを超えるとされ、フェラーリの技術とパフォーマンスを象徴する存在として注目されました。
そのパフォーマンスに加え、「エンツォ」や「F50」、「F40」、「288GTO」といった歴代スペチアーレ(特別モデル)の系譜を受け継ぐ存在としても評価されています。
そのため、わずか499台の限定生産ながら、発表時点で全台数が予約完売となりました。
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