スーパーカー黄金期の“異端児”!? 51年前の「真っ赤なパンテーラ」をオークションで発見 イタリアの美意識とアメリカのパワーを融合させた「デ・トマソ」の価値とは
26年所有のコンディション良好車 手間をかけて磨かれた1台
今回出品された個体は、1974年式のパンテーラL。現オーナーが1999年に購入して以来、実に26年間にわたり大切に所有されてきたといいます。

この個体は、工場出荷時はイエローでしたが、90年代後半にボディのペイントを一度すべて剥離し、鮮やかなレッドに再塗装されています。
さらに、外装には初期型スタイルのクロームバンパーや「グループ4」仕様のテールランプが装着され、クラシックな雰囲気の中にスポーティさが際立っています。
また、足まわりには15インチのカンパニョーロ製マグネシウムホイールを採用。リアは10インチ幅とワイドで、当時のスーパーカーらしい迫力あるスタンスを演出しています。
一方、インテリアはブラックのビニールレザー仕上げで、バケットシートとゲート式シフターがスポーツカーらしい雰囲気を強調しています。
天井のヘッドライナーは交換済みで、コンディションも良好のようです。
3本スポークのレカラ製ステアリングの奥にはヴェリア製メーターが並び、スピードメーターは最高200マイル、タコメーターは8000rpmスケールを備えています。
メーターの積算距離計は3万7000マイル(約6万km)を示し、現オーナーになってからは約1500マイル(約2414km)のみ走行されたといいます。
そして、ミッドシップに搭載される351キュービックインチV8エンジンには、エーデルブロック製トルカーインテークマニホールドと4バレルキャブレター、マロリー製電子点火システムが装備されており、吸排気系のレスポンス向上が図られています。
くわえて、整備記録やスペアパーツ、オーナーズマニュアル、ボディカバーも付属しており、愛情を注がれてきた様子がうかがえます。
なお、オークションでは最高入札額7万5000ドル(日本円で約1170万円)を記録しましたが、リザーブ価格には達せず落札には至りませんでした。
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イタリアの美意識とアメリカのパワーを融合させたパンテーラは、時代を越えて独特の存在感を放ち続けています。
今回の1974年式モデルは、丁寧に維持された希少なコンディションと個性的なスタイリングが魅力の1台でした。
落札には至らなかったものの、この個体の維持状態と仕様を考えれば、コレクターズアイテムとしての価値は高いといえそうです。
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