VAGUE(ヴァーグ)

スーパーカー黄金期の“異端児”!? 51年前の「真っ赤なパンテーラ」をオークションで発見 イタリアの美意識とアメリカのパワーを融合させた「デ・トマソ」の価値とは

イタリアンデザインとアメリカンV8が融合した「パンテーラ」の魅力

 2025年9月におこなわれたアメリカのオークションで、1974年式のデ・トマソ「パンテーラ」が発見されました。

オークションに出品された1974年式デ・トマソ「パンテーラ」
オークションに出品された1974年式デ・トマソ「パンテーラ」

 パンテーラは、イタリアのデザイナーであるトム・チャーダ氏によって設計されたスーパーカーです。1970年のニューヨーク・モーターショーで初公開されました。

 翌1971年から、アメリカではリンカーン・マーキュリーのディーラー網を通じて販売を開始。当時としては異色の「イタリアンボディ+アメリカンエンジン」という構成が注目を集めました。

 当時、ヨーロッパのスーパーカーといえばフェラーリ「デイトナ」やランボルギーニ「ミウラ」などが名を連ねていました。

 しかし、パンテーラは流麗なウェッジシェイプデザインと、アメリカ製フォード・クリーブランドV8をミッドシップに積むという大胆な構成によって、それらとは一線を画していたようです。

 特に、1974年式モデルはシリーズの中でも「L(ルッソ)」と呼ばれる上級仕様にあたります。

 パンテーラLは、前後の大型バンパーや内装の改良など、アメリカの安全基準を満たすための変更が施され、より洗練された印象を与える仕様でした。

 さらに、当時のパンテーラLはフェラーリ「308GT4」やマセラティ「メラク」などと並び、ミッドシップスポーツの中でも高い完成度を誇るモデルと評価されています。

 エンジンはフォード製351キュービックインチ(5.8リッター)V型8気筒を搭載し、最高出力は264馬力。ZF製5速マニュアルトランスアクスルを介して後輪へと駆動力を伝えます。

 とくに0-100km/h加速は約6秒台とされ、当時の市販車としては極めて俊足でした。

 また、堅牢なスチールモノコック構造と4輪独立懸架サスペンションを採用し、パワーだけでなく操縦安定性も高い評価を得たとされています。

Next26年所有のコンディション良好車 手間をかけて磨かれた1台
Gallery 【画像】美しさと獰猛さを兼ね備えた1台! “獣”と呼ばれた1974年式デ・トマソ「パンテーラ」を写真で見る(23枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

RECOMMEND