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欧州ナンバーワンSUVが2代目になって登場! VW新型「Tロック」欧州市場で発売 全長4.3mのカッコいい“クーペSUV”はどこが変わった?

先代より120mm長くなり全長は4370mmに

独フォルクスワーゲンAG(VW)は2025年11月22日、新型「T-Roc(Tロック)」の国際試乗会を開催しました。新型Tロックはすでに欧州市場では先行販売が開始されており、まもなく公式に市場投入されます。

まもなく欧州市場に正式導入されるVW新型「Tロック」
まもなく欧州市場に正式導入されるVW新型「Tロック」

 Tロックは、2017年に初代モデルが発表されたコンパクトSUVです。すでに200万台以上が生産され、2021年には改良も施され、欧州でもっとも売れているSUVでもあります。日本でも2020年7月に発売されました。

 今回、欧州で正式に市場導入されるのは、2025年8月にフルモデルチェンジされ世界初公開された第2世代モデルです。

 最新プラットフォーム「MQB evo」を採用し、デザインから内装、パワートレインに至るまで全面的に刷新されました。

 従来の、クーペSUVらしい流麗なスタイリングを継承しながらも、全長は先代比120mm拡大の4370mmとなり、より伸びやかで迫力あるスタイルへと進化しました。

 フロントには新設計のLEDヘッドライトを標準装備し、オプションで「IQ.LIGHT LEDマトリクスヘッドライト」と光るVWエンブレムを組み合わせることが可能。リアには連続したLEDクロスバーと赤く発光するVWロゴが備わり、先進的な印象を強調しています。

 インテリアは、指摘されることが多かった質感が劇的に向上。新開発のファブリックやソフトパッドを採用したダッシュボード、間接照明によるラウンジのような空間演出が特徴です。

 また最大33cmの大型インフォテインメントディスプレイを搭載し、さらにクラス初となるフロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイもオプションで設定。上級モデル「ティグアン」や「タイロン」譲りの最新ドライビングコントロールも導入され、直感的な操作が可能になっています。全長拡大によって後席の居住性も改善され、5人が快適に座れる空間を確保。ラゲッジ容量は30リッター拡大し、475リッターとなりました。

 パワートレインは市場導入時、1.5リッター直列4気筒ターボに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたユニットを設定。出力は85kW(115馬力)と110kW(150馬力)の2種類が用意され、いずれも7速デュアルクラッチトランスミッション(DSG)と前輪駆動を組み合わせます。

 さらに2026年には2リッターターボ+48Vマイルドハイブリッドのガソリンモデル「2.0eTSI」および1.5リッターフルハイブリッド「Hybrid」が登場予定で、2.0eTSIは204馬力仕様で4MOTION(全輪駆動)が組み合わされます。
 
 2026年末には「Tロック R 4MOTION」が発売される予定です。このモデルはフォルクスワーゲンRが開発したハイエンドフラッグシップモデルになります。

 さらに2026年位は136馬力・170馬力の2種類の1.5リッターフルハイブリッドエンジン(前輪駆動)がラインナップに加わり、前輪駆動4モデル、全輪駆動2モデルの6モデルで展開されます。

 ドイツ市場での車両価格は「1.5 eTSI(115馬力仕様)」が3万845ユーロ(1ユーロ180円換算で日本円で約557万円。ドイツの付加価値税VAT18%込)から。

 150馬力仕様やフルハイブリッドの価格は追って発表される予定です。日本市場への導入時期など詳細については、現時点で未定となっています。

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