荒々しさと静寂と――浅草発のウォッチブランド“KIWAME TOKYO ASAKUSA”「IWAO(巌)」は、巧みに作り上げたダイヤルの表情に注目
気鋭のマイクロウォッチブランドより、モダンなスタイリングの最新作が登場
昔ながらの下町情緒と伝統文化が息づく東京・浅草を拠点に、日本の精神を誠実なものづくりによって体現すべく2025年に設立されたKIWAME TOKYO ASAKUSA。国内外から注目を集める同社より、新作「IWAO(巌)シリーズ」が12月25日に発売されます。
これは、今秋ブランドデビューと同時に発表された「USUKI(浅黄)」「KUROTSUKI(黒月)」に続く第2弾として登場するもの。
デビュー作となった両モデルは、38mm径のコンパクトな外装に信頼性の高い日本製ムーブメントを搭載。
フィールドウォッチの実用性にどことなくクラシカルな風情を漂わせたダイヤルカラーと、インデックスを組み合わせた静かな佇まいが、時計愛好家の間で評判を呼びました。
新たに登場する「IWAO」も前モデルと同じくケースサイズは38mm径・9.5mm厚で、ムーブメントも前モデルと同じく日本製 Miyota キャリバー9039を採用した3針モデル。
シーンを選ばないコンパクトなサイズや落ちつきのあるカラーリング、時計としての確かな実用性能などは従来モデルを踏襲しますが、デザイン面に関しては、現代のライフスタイルになじむモダンなスタイリングへと大きく舵を切っています。

まるで荒々しい岩肌のよう。独創的なダイヤルデザインに思わずため息
まず注目したいのが、複数の仕上げ技術を巧みに使い分けた独創的なダイヤルです。
中央には不規則なリズムの凹凸加工を施すことで、荒々しい岩肌のようなテクスチャを表現。これに対して、アラビア数字とダイヤモンドカットのバーインデックスが並んだ外周部分はフラットなままとすることで仕上げの違いを際立たせます。
さらにその周囲を囲んだミニッツトラック付きのフランジにはなめらかなサテン仕上げを採用。
フラットなダイヤルとフランジの境目部分にはポリッシュ仕上げの極細リングを挟み込むなど、ワントーンの中に荒々しさと静けさが共存したユニークな仕上がりになっています。
ダイヤルのモダンなルックスに合わせて、時分針も前モデルのシリンジ型からシンプルなバトン型へと変更。傾斜のついたミニッツトラックと共に、確かな判読性を提供します。
またベゼルもポリッシュ仕上げを施した面取りがいっそう際立つよう、シルエットを微調整。これによって、光の入り込む角度による表情の変化がさらに味わい深く楽しめるようになっています。

またディテールにおいては、ブランドが拠点とする浅草の街を象徴的に表現する意匠が随所に散りばめられているのも見逃せません。
例えば秒針の先端にあしらわれているのは、浅草・雷門の大屋根のシルエットをヒントにデザインされたモチーフ。
シルバーダイヤルの「GINKAI(銀灰)」では焼き入れによって仕上げられたスティールブルーが輝き、ブラックダイヤルの「SUMI(墨)」ではこれも雷門の朱塗りの柱から着想を得た暗い臙脂色を差すことで、それぞれのダイヤルに静かで印象的なアクセントを加えています。
時計本来の価値である機能性と実用性を過不足なく満たすというブランドコンセプトに則りつつ、タイムレスでモダンなデザインへと昇華させた注目作。手の届きやすい価格設定も好印象です。
製品仕様
「KIWAME TOKYO ASAKUSA IWAO GINKAI/SUMI」
・品番:KT101(GINKAI)、KT102(SUMI)
・価格(消費税込):各9万2400円
・ケースサイズ:38mm径・9.5mm厚
・ケース素材:316L ステンレススチール
・ストラップ:イタリア製カーフレザーストラップ、クイックリリース仕様
・風防:内面無反射コーティング付きサファイアクリスタル
・ムーブメント:機械式 自動巻ムーブメント 日本製 Miyota キャリバー9039(調整済み)
・防水性能:10気圧防水
・発売日:2025年12月25日
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