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8リッターW16エンジンは1600馬力 最高時速380キロの「スゴいブガッティ」を発見 世界限定40台“ほぼ新車”のサーキット専用車「ボリード」とは

10億円を超える落札予想も

 2026年1月にフランス・パリで開催されるRMサザビーズ主催のオークションに、2024年式ブガッティ「ボリード(Bolide)」が出品される予定です。

 どんなクルマなのでしょうか。

 ブガッティ・ボリードは、端的に言えば「ヴェイロン」で初登場した8リッターW16クワッドターボエンジンを、極限まで突き詰めた存在です。

 2005年、約1000馬力という当時としては衝撃的な出力を誇り、最高速記録を樹立したヴェイロンは、世界中の注目を集めました。

 そしてこのボリードでは、ターボや潤滑系の改良により、サーキット専用車として実に1600馬力もの圧倒的なパワーを実現しています。

 この驚異的な出力は常時四輪駆動システムを介して路面へ伝達され、0-100km/h加速はわずか2.2秒、最高速度は380km/hに達します。乾燥重量は1450kgに抑えられ、パワーウエイトレシオは0.91kg/hpという驚異的な数値を誇ります。

 しかし、ボリードの真価は単なる直線性能にとどまりません。

 専用設計のカーボンファイバー製モノコックシャシーにW16エンジンを搭載し、新開発のプッシュロッド式サスペンションと過激なエアロダイナミクスを組み合わせることで、最大2.5Gの横加速と約2900kgものダウンフォースを発生させます。

オークションに出品予定の2024年式ブガッティ「ボリード」NailFraser(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品予定の2024年式ブガッティ「ボリード」NailFraser(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 ブガッティはボリードを、最高峰のLMP1耐久レーシングカーに匹敵する運動性能を備えたマシンだと位置付けています。

 オークションに出品される予定のこの個体は、わずか40台のみが製作されたボリードのうちの1台で、2023年8月に最終仕様が決定されました。

 ボディは鮮烈なティンテッド・ターコイズ・カーボンを基調とし、下部やロッカー部のエアロパネルにはブラックカーボンを採用しています。フロントホイール後方の整流翼にはフランス国旗のモチーフがあしらわれ、センターエアインテーク周囲やフィンスタビライザー、リアウイング下面のロゴ類にはブラン(ホワイト)が選択されました。さらに、牽引フックはイタリアンレッド、フューエルキャップとエキゾーストディフレクターはブラックで仕上げられています。

インテリアは、プロトタイプを思わせるベルーガブラックのアルカンターラで統一され、バケットシートのヘッドレストにはグリ・ラファールの糸でボリードのロゴが刺繍されています。ル・マン24時間レースへのオマージュとして、ル・サルト・サーキットのレイアウトを描いたプレートがルーフ前方に配されている点も見逃せません。

 本車は、走行距離はわずか112kmと新車同様のコンディションを保ちます。テクニカルマニュアルやカーカバー、工具一式、バッテリーコンディショナー、スペアホイールを収めた2つのブガッティ専用フライトケースが付属します。

  2024年式ブガッティ「ボリード」、予想落札価格は400万ユーロから600万ユーロ(1ユーロ=184.2円換算で7億3667万円から11億500万円)とされています。

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