42年前の個体なのに走行2.8万キロ Z史に刻まれた特別な日産「300ZX ターボ」がオークションで落札 貴重な“50周年記念モデル”の現在の価値とは
V型6気筒を得て進化したZ31型「300ZX ターボ」
2026年1月、アメリカのオークション「Bring a Trailer」で1984年式日産「300ZX ターボ」が出品され、落札されました。
300ZXは1983年に登場した3代目フェアレディZ、通称「Z31型」です。
初代・2代目が直列6気筒を搭載していたのに対し、Z31ではV型6気筒「VG型」エンジンが新たに開発され、搭載されています。
このエンジン変更により、車両全体の重量配分が見直され、操縦安定性や加速性能において大きな進化を遂げています。
特にターボチャージャー付きの「300ZX ターボ」には、3リッターのVG30ET型V6ターボエンジンが搭載され、最高出力200馬力、最大トルク308Nmを発揮します。
後輪駆動の5速マニュアルトランスミッションと組み合わされ、当時としては高い動力性能を誇っていました。
ボディデザインはロングノーズ・ショートデッキの伝統を受け継ぎながら、空力性能も追求。
空気抵抗係数(Cd値)は0.31と、当時のスポーツカーとしては先進的な水準で、スタイルと実用性を兼ね備えた設計がなされています。

また、消灯時にも一部レンズが見える「パラレルライジングヘッドランプ」や、調整式ダンパーなどの先進装備もこのモデルならではの特徴です。
そして、1983年には300ZX ターボの50周年記念仕様を発売。
この特別仕様は、1933年に創業した日産の50周年を記念して販売されたもので、専用のエンブレムや内外装のディテールへのこだわりが光っています。
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