特別な「青いフェラーリ」が高値落札 生産わずか499台 走行9561キロの極上「スクーデリア・スパイダー16M」の気になる落札価格とは
フェラーリがF1コンストラクターズ・タイトルを16回も獲得するという、モータースポーツ界で比類なき金字塔を打ち立てたことを記念して、この「スクーデリア・スパイダー16M」は誕生しました。
世界でわずか499台のみが世に送り出された、極めて特別な限定オープンモデルです。
このマシンの核となっているのは、走りの性能を極限まで研ぎ澄ませた「F430スクーデリア」の思想です。
オープン化に伴うボディ補強が必要な一方で、16Mは徹底した軽量化を追求しました。カーボンファイバー製ロールバーや鍛造アルミホイール、さらにはチタン製ホイールボルトの採用にまで及び、サスペンションやステアリング系も再設計されています。
その結果、ベースとなるF430スパイダー比で約80kgもの減量を実現し、シリーズ本来の俊敏で正確なドライビングフィールが見事に維持されました。
背後に鎮座する4.3リッターV8エンジンは、ピストン形状の見直しや圧縮比の向上といった細やかな改良が施されています。
最高出力503馬力を発生するこの心臓部は、鋭いレスポンスで一気にレッドラインへと駆け上がり、官能的なサウンドとともに力強いトルクを解き放ちます。F1スーパーファスト2と呼ばれる6速トランスミッションを介し、0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は約320km/hに到達。オープンモデルであることを忘れさせるほどの圧倒的なパフォーマンスを誇ります。

レースでの活躍でブランドの名声を築いてきたフェラーリにとって、その栄光を象徴する16Mはまさに特別な存在といえるでしょう。とくにこの個体は、米国向けの多くがロッソ(赤)系で仕立てられた中で、深く気品のある「ブルー・ポッツィ」の外装に「テッラ・ブルチャータ」のインテリアを組み合わせた、極めて希少な仕様となっております。
この2009年式フェラーリ「スクーデリア・スパイダー16M」、落札予想価格は92万5000ドルから100万ドルとされていましたが、最終的にはそれを上回る110万5000ドル(1USドル=153.1円換算で、日本円で約1億6919万円)で落札されました。
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