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走行距離8000キロの「Z33」が米国オークションに登場 ニスモ仕様の極上「350Z」19年経った個体の“令和での価値”は

北米市場向けに生産されたNISMO仕様の「フェアレディZ」

 2026年1月、アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」で、2007年式の日産「350Z クーペ NISMO」が発見されました。

 日産「フェアレディZ」(北米名:350Z)は、1969年にデビューしたスポーツカーです。

 世界累計販売台数はシリーズ通算で180万台以上に達するなど、半世紀以上にわたりグローバルで高い知名度と人気を誇ります。

 Z33型は先代モデルであるZ32型の生産終了から約2年の期間を経て登場し、ブランドの再建を担うモデルの一つとして開発されました。

 伝統的なロングノーズ・ショートデッキのプロポーションを維持しつつ、デザインは現代的な解釈が加えられています。

 搭載エンジンは、3.5リッターV型6気筒「VQ35」型です。

 初期型はVQ35DE型でしたが、2007年モデルよりエンジンブロックの剛性向上や吸排気系の見直しが行われた「VQ35HR」型に変更されました。

 この改良により、北米仕様の最高出力は306馬力、最大トルクは363Nmとなり、レブリミットは7500rpmに設定されています。

米国オンラインオークションに登場、落札された2007年式日産「350Zニスモ」
米国オンラインオークションに登場、落札された2007年式日産「350Zニスモ」

 そして、今回紹介する「NISMO」モデルは、2007年のラインナップに追加されたハイパフォーマンス仕様です。

 NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)が開発を担当し、エアロダイナミクスの改善やボディ剛性の強化が図られています。

 外観上の特徴として、専用設計のフロントバンパー、サイドスカート、リアバンパー、大型リアウィングが挙げられます。

 これらはスーパーGT選手権などのレース車両から得られた知見をもとに設計されており、ダウンフォースの増加に寄与します。

 ボディに関しては、標準モデルの生産工程から抜き取り、手作業によるスポット溶接増しを行うことで剛性を高めています。

 加えて、車体の振動減衰を目的に、ヤマハ製のパフォーマンスダンパーが前後のフレームに装着されています。

 さらに、サスペンションも専用チューニングが施され、スプリングやショックアブソーバーが強化されています。

 また、トランスミッションは6速マニュアルのみの設定であり、リミテッドスリップデフ(LSD)も標準装備されています。

 北米市場向けの生産台数は約1607台とされており、その希少性からコレクターの間で注目されるモデルのひとつです。

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