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歴史を“見る”から“泊まる”へ… 北海道・函館のシンボルといえる重要文化財「旧相馬家住宅」がホテルに!? 明治と令和、和洋折衷が交差する空間とは

歴史的建造物の記憶を尊重しつつ、現代の快適性と美意識を両立

 北海道函館市に新ホテル「旧相馬家 Kazeno Heritage」が、2026年3月1日にグランドオープン。同ホテルは、国指定重要文化財の旧相馬家住宅を保存・利活用し、「暮らすような滞在」を提供するラグジュアリーヘリテージホテルとして再生されています。

 旧相馬家住宅は明治時代に建てられ、函館の歴史的景観を形づくる貴重な建築です。今回の再生プロジェクトでは、当時の建築美を尊重しつつ現代の快適性と美意識を両立させ、贅沢な宿泊体験を実現しています。

 また、旧相馬家住宅は建築単体のみならず、函館の歴史的景観・街並みを形づくる地域のシンボルであり、新ブランドシリーズ「Kazeno Heritage(風のヘリテージ)」としても最上位級の文化財ランクに位置付けられます。

 ホテルは1日3組限定で、宿泊者は主屋の内装空間をプライベートに利用でき、チェックインは歴史的な囲炉裏の間で行い、ウェルカムドリンクや季節菓子を楽しみながら非日常の空間を堪能できるのが特徴です。

 客室は明治と令和が交差するデザインで、洋間や和室の調度品にこだわった空間。家具やインテリアには地元の素材や職人技が取り入れられ、客室ごとに異なる雰囲気を味わえます。

 さらに、宿泊者限定で一般の観覧客は立ち入ることのできない夕暮れ時の文化財ツアーも実施され、普段見ることのできない細部の意匠をスタッフの説明とともに見学できます。

重厚な扉と、寒冷地ならではの建築様式が特徴の重要文化財指定土蔵は「2号室/ふ」
重厚な扉と、寒冷地ならではの建築様式が特徴の重要文化財指定土蔵は「2号室/ふ」

 ホテルでは食体験にも工夫を凝らしています。調理設備を設けない方針のため、夕食は函館市内の名店を紹介するスタイルとし、地域の食文化を楽しめるようにしているといいます。

 朝食は「ブレックファスト・バスケット」として、北海道産の素材を中心にした料理を客室前に届け、プライベートな空間で味わうことができます。

 加えて、ホテルは地域と共に歴史的建造物を守る取り組みを進めており、函館市民および渡島・檜山管内在住者向けに、通常有料公開している主屋を無料で観覧できる「地域住民特別無料開放日」を設けているといいます。

 旧相馬家 Kazeno Heritageは明治41年築の旧相馬家住宅を中核とする宿泊施設で、歴史的建築の保存と再生を両立しています。宿泊者は通常のホテル滞在とは異なる、地域の歴史や文化に深く触れる体験を通じて、文化財保護に参加する意識を持つことができるはずです。

●施設概要
「旧相馬家 Kazeno Heritage」
・住所:〒040-0054 北海道函館市元町33-2
・客室面積:3室(70平米、132平米、55平米)
・設備:フロント・客室・ラウンジ
・アクセス:(車)「函館空港」から約20分/(電車)函館市電「末広町電停」から徒歩約5分

Gallery 【画像】1日3組だけの特権! 明治時代の建築技術を堪能できる施設内を写真で見る(15枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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