国産スポーツ黄金期の象徴! 32年前のトヨタ「80スープラ」が米国オークションで落札 今もなお世界中で人気を誇る“スポーツカー”の価値とは
「ザ・スポーツ・オブ・トヨタ」を具現化したA80系スープラの足跡
アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」において、1994年式のトヨタ「スープラ」が出品され、落札されました。
この世代のスープラは、1993年に「THE SPORTS OF TOYOTA」という呼称とともに登場し、当時のトヨタにおける走行性能の基準を追求して設計されたフラッグシップスポーツです。
先代にあたる「70系」が、1986年のデビューから1989年の改良を経て、ロングノーズ・ショートデッキの伝統的なグランドツーリングカーとしての構成を維持していたのに対し、80系はより運動性能を重視した設計がなされました。
ボディサイズは、全長を短縮しつつ全幅を1810mmまで広げたワイド&ローなフォルムが採用され、空力特性に配慮した曲線主体のデザインが施されています。
当時の競合車種であった日産「スカイラインGT-R」やホンダ「NSX」といった国産スポーツカー勢と同様に、高い走行性能を目指したモデルでした。
また、メカニズム面では、直列6気筒3リッターの「2JZ」エンジンを搭載し、自然吸気仕様の「2JZ-GE」と、シーケンシャルツインターボを採用した「2JZ-GTE」の2種類が用意されています。
とくにツインターボ仕様は、当時の国内自主規制枠である280馬力を発生し、輸出仕様では320馬力の公称値を備えていました。
そして、トランスミッションには、ドイツのゲトラグ社と共同開発した6速マニュアルが組み合わされ、出力を路面へ伝える駆動系が構築されています。

くわえて、足回りについても、4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用し、一部グレードにはビルシュタイン製ショックアブソーバーが装備されるなど、スポーツ走行を前提とした構成です。
このように、80系は実用性と走行性能を両立するモデルとして、世界各地で販売されました。
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