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「デカすぎて日本の道を走れるの!?」トヨタが日本導入を目指す“全長6m超のピックアップ”「タンドラ」ってどんなクルマ? “ライバル3選”と比べてみた

新世代ハイブリッド搭載のピックアップトラックとは?

 トヨタ自動車は、2026年から順次、北米生産車を日本市場へ導入する計画を温めていると発表しています。なかでもクルマ好きから熱い視線を集めているのが「タンドラ」です。

 現在、日本では販売されていないフルサイズのピックアップトラックですが、北米ではマーケットのど真ん中でライバルと勝負する、トヨタの看板車種として位置づけられています。

 最新の「タンドラ」はどんなモデルなのでしょう? 日本に上陸した際の想定ライバルとの立ち位置とともにチェックしていきましょう。

 まず押さえておきたいのは、最新の「タンドラ」はかつてのアメ車の象徴といえる大排気量V8エンジンと決別し、新世代のパワートレインを採用している点です。

 上級仕様を中心に設定されるのは、3445ccのV型6気筒ツインターボエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステム“i-FORCE MAX”。システム最高出力は437hpにも達し、かつてのV8モデルを凌駕する強力なパワーを誇ります。

 ボディサイズはグレードや仕様によって異なりますが、全長は約5.8~6.2m、全幅2mオーバーとまさに“フルサイズ”です。しかし、強靭なラダーフレーム構造を持ちながらリアにコイルスプリング式サスペンションを採用し、また一部グレードには、荷重に応じて車高を調整できるエアサスペンションも用意されるなど、乗り心地や積載時の安定性に配慮されています。

トヨタ「タンドラ」(北米仕様)
トヨタ「タンドラ」(北米仕様)

 また上級グレードは上質なレザーインテリアを備えており、単なる“はたらくクルマ”ではなく“プレミアムなアシ”として愛されています。

●日本上陸が実現した場合のライバルは?

 ここからは、もし「タンドラ」の日本上陸が実現した場合、どんなモデルがライバルとなるのかをチェックしていきましょう。

 車格やキャラクターなどを考えると、実は現在の日本には「タンドラ」の直接的なライバルは存在しません。あえて比較対象として挙げるなら、同じトヨタの「ハイラックス」、三菱の「トライトン」、そしてジープの「グラディエーター」辺りになるでしょう。

「ハイラックス」は全長約5.3mのピックアップで、日本で馴染みのあるピックアップの定番的存在です。実用性を重視したキャラクターで、アウトドア需要の高まりとともに年間1万台規模のセールスを記録したこともあるモデルです。

「トライトン」は、2024年に12年ぶりの日本復活を果たした三菱のピックアップトラック。全長5360mmと「ハイラックス」に近いサイズ感ながら、三菱自慢の4WDシステム”スーパーセレクト4WD-II”と7つのドライブモードを搭載し、よりオフロード走破性に振ったキャラクターが特徴です。

 そして「グラディエーター」は、ジープ「ラングラー」をベースにしたピックアップトラック。遊び心とオフロード志向では3台の中で最も個性が際立ちますが、フルサイズピックアップとしてのキャビンの広さや快適性の方向性は「タンドラ」とは大きく異なります。

 ただし、この3台はいずれもミドルクラスのピックアップ。全長6m超え、437hpのハイブリッドパワートレインを搭載する「タンドラ」とは、ボディの迫力もパワーも別次元です。

 本来であれば、フォード「F-150」やシボレー「シルバラード」などのアメリカン・フルサイズピックアップが真のライバルとなりますが、これらは現在、並行輸入でなければ手に入りません。

 そのため「タンドラ」が正規導入されれば、日本のファンやクルマ好きにとっては注目の存在となりそうです。

* * *

 トヨタ自動車が日本導入を目指す北米産「タンドラ」は、単なる荷運び用のトラックではありません。最先端のハイブリッド技術とプレミアムな居住性を兼備した現代的なフルサイズ・ピックアップへと進化していることが分かります。

 現在の日本市場は、アウトドアブームやライフスタイルの多様化により、こうした個性の強いモデルへのニーズはかつてなく高まっています。日本の道路では持て余すサイズかもしれませんが、それを補って余りある圧倒的な所有欲と、日常を非日常に変えてくれるロマンこそが、このモデルの価値といえるでしょう。

Gallery 【画像】超カッコいい! これが迫力のフルサイズピックアップ トヨタ「タンドラ」です(30枚以上)

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