気づいたら1時間… のぼせ知らずで癒し確定! 38度以下の“ぬる湯”で体を芯から温めてくれる「温泉地」3選
体を芯から温め自律神経を整える、全国の「ぬる湯」温泉地
日本全国には数多くの温泉地が存在しますが、その泉質や温度は多種多様です。
一般的に温泉といえば40度前後の熱い湯を想像することが多いですが、38度以下のぬるい温度設定の温泉は、副交感神経を優位にし、心身の緊張を解きほぐす効果があるといわれています。
そこで今回は、こうした長湯に適した特性を持つ「ぬる湯」の温泉地を3か所取り上げます。
●新潟県「栃尾又温泉」
まず紹介するのは、新潟県魚沼市にある「栃尾又(とちおまた)温泉」です。
この温泉地は「子宝の湯」の名称でも親しまれており、ラジウムを豊富に含む放射能泉という稀少な泉質をほこります。

また、放射能泉に含まれるラドンは、呼吸器や皮膚を通じて体内に吸収され、細胞を活性化させて免疫機能を整えるといわれています。
源泉は約35度から37度と体温に近い穏やかな温度設定で、とくに栃尾又温泉では「長湯」が文化として根付いており、1回につき1時間から2時間、ときにはさらに長い時間をかけて入浴するスタイルが一般的です。
さらに、ぬる湯に長時間浸かることで自律神経が整い、深い睡眠や疲労回復が期待されています。
周囲は山々に囲まれた秘湯の趣があり、都会の喧騒から離れて心身をリセットするのに適した環境といえそうです。
●山梨県「下部温泉」
次に紹介するのは、山梨県南巨摩郡身延町に位置する「下部(しもべ)温泉」です。
この地は武田信玄が川中島の戦いで受けた肩の傷を癒やしたという伝承が残る、歴史ある隠し湯として知られています。

泉質は単純温泉で切り傷や骨折、筋肉痛などに適応症があり、古くから骨折や手術後の療養を目的とした湯治客が訪れてきました。
そして、下部温泉の最大の特徴は、古くから湧き出す約30度前後の低温泉である点にあります。
その温度から、入浴方法としては30度程度の源泉に15分から20分程度じっくりと浸かり、その後に高温の源泉で体を温め直す「交互入浴」が推奨されています。
また、この地は国民保養温泉地にも指定されており、富士川の支流である下部川沿いの閑静な環境は、静養に非常に適しています。
近年では2006年に掘削された51度の「奥の湯」を併用する施設も増えており、冷温の交互入浴によって末梢血管を拡張させ、血行を促進することが可能です。
なお、下部温泉は飲泉も可能であり、胃腸機能の低下やストレスによる諸症状にも効果が期待されています。
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