新型「GLC」ドイツで生産開始! 何もかもが変わったメルセデス・ベンツの“ベストセラーSUV” EVとしての実力とは
新型を世界初公開
独メルセデス・ベンツAGは2026年5月6日、2025年9月に世界初公開された新型電気自動車「GLC」の生産をブレーメン工場で開始したと発表しました。
GLCは長年にわたり、メルセデス・ベンツでもっとも人気のあるモデルでした。そして今回、フル電動バージョンを投入、2026年1月から3月の3か月間で、メルセデス史上もっとも多くの受注を獲得した電動モデルとなったといいます。
新型EVのGLCは、メルセデス・ベンツのブレーメン工場第9ホールで製造されますが、ここではエンジン搭載モデル(ICE)やハイブリッドモデルのGLC、そして「EQE」と同じラインで混流生産されています。第9ホールは同工場最大の生産ホールであり、10年以上にわたり3交代制で稼働しているといいます。
ブレーメン工場は電動モビリティのパイオニアで、2019年には、メルセデス・ベンツ初の電気自動車である「EQC」が、この工場で量産体制に入りました。
以来、ブレーメン工場では最新のパワートレイン技術を網羅した生産が行われ、今回まったく新しい電動GLCの登場により、ブレーメン工場はすでに3番目の完全電気自動車の量産モデルを生産することになりました。

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GLCは2015年に登場したメルセデス・ベンツのDセグメントSUVで、「GLK」の後継としてデビューしました。
現在ではブランドを代表するミドルサイズSUVへと成長しており、世界累計販売台数は260万台以上を記録。2020年と2021年には、メルセデス・ベンツ乗用車ラインアップの中でもっとも販売されたモデルとなりました。
2022年にはフルモデルチェンジを受け、現行となる2代目モデルは2023年3月から日本でも展開されています。
今回、生産開始が発表された新型GLCは、2025年10月に世界初公開されたEVモデルです。正式名称は「GLC 400 4MATIC with EQ Technology」で、メルセデスの電動化戦略を象徴する存在として注目されています。
ボディサイズは全長4845mm✕全幅1913mm✕全高1644mm、ホイールベース2972mmとなり、従来型よりひと回り大型化。ホイールベースは従来モデルよりも84mm延長され、前後席ともに足元や頭上スペースがさらに広げられています。
パワートレインには前後2基のモーターを採用した四輪駆動システムを搭載し、システム最高出力は360kW(490馬力)を発揮。航続距離は最大713kmに達するとしています。
充電性能も強化されており、急速充電ではわずか10分で最大303km分の電力を回復可能。長距離ドライブ時の実用性向上が図られています。また、双方向充電機能にも対応し、家庭への給電や電力網への電力供給が可能となっている点も特徴です。
実用面ではラゲッジスペース容量が通常時で570リッター、後席格納時には1740リッターまで拡大。さらに128リッター容量のフロントトランクも備えています。加えて最大2.4トンの牽引能力を確保しており、アウトドアやマリンレジャーなど幅広い用途に対応できるモデルとなっています。
なお、日本導入時期や価格、グレード構成などの詳細は現時点で明らかにされていませんが、2025年10月開催の「ジャパンモビリティショー2025」で国内初公開され、大きな注目を集めました。
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