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スーパーカー世代には懐かしい! 名色“グラバーブルー”に塗られた極上のデ・トマソ「パンテーラ」を発見 どんなクルマ?

大排気量アメリカンV8搭載のイタリア製スーパーカー

 現在、RMサザビーズにて委託販売されている1973年式「デ・トマソ・パンテーラ」は、イタリアの流麗なスタイリングとアメリカの屈強なパワーが完璧な融合を果たした、自動車史に残る名車です。

 フォード、デ・トマソ、そしてカロッツェリア・ギアという3社の魅惑的なパートナーシップによって生み出されたこのスーパーカーは、同年代のフェラーリやランボルギーニ、マセラティといった純血のイタリアン・エキゾチックと並べてもまったく引けを取らない強烈なオーラを放っています。

 心臓部には、最高出力330bhpを誇る351キュービックインチ(約5.8リッター)のフォード製クリーブランドV8エンジンをミッドシップに搭載。

 これにZF製5速トランスアクスル、4輪パワーディスクブレーキ、そして四輪独立懸架サスペンションが組み合わされ、最高時速は240km/hを軽々と凌駕する一級品のパフォーマンスを誇りました。

RMサザビーズにて委託販売中の1973年式デ・トマソ「パンテーラ」Willem Verstraten(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's
RMサザビーズにて委託販売中の1973年式デ・トマソ「パンテーラ」Willem Verstraten(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's

 この個体に付属するマーティ・レポート(製造記録)によれば、1973年5月にイタリアの工場で産声を上げた当時のボディカラーは、1973年モデルの中でわずか90台しか存在しなかった希少な「グリーン」でした。

 エアコンやマグネシウム製スポーツホイール、ティンテッドガラス付きパワーウィンドウなどをフル装備した同車は、1973年9月に工場を出発後、船でアメリカのニューアーク港を経由し、シカゴの「バーンズ・リンカーン・マーキュリー」へと運ばれ、翌1974年2月に新車として販売されました。

 当時のアメリカにおけるパンテーラはすべてリンカーン・マーキュリーのディーラー網で販売されており、1971年から1974年までに生産されたのはわずか1258台でした。

 その後の詳細な足跡には不明な部分も残されていますが、現在は海を渡ってオランダで登録されており、現地の専門家であるマーティン・ダイクホフ氏の手によって見事なレストアが施されています。

 委託販売者によれば、所有期間中に実に8万ユーロもの大金が注ぎ込まれてレストアに使われたというこの個体は、現在フォードの象徴的な名色である「グラバーブルー」の鮮やかなペイントと、シックなブラックレザーインテリアへと美しく生まれ変わっています。

 イタリア最高峰のクラフトマンシップと、アメリカ車ならではのメンテナンス性や圧倒的な信頼性を見事に両立させた、まさにコレクター垂涎の極上の一台です。

 販売価格は12万5000ユーロ(約2312万円)です。

Gallery 【画像】スーパーカー世代には懐かしい! 50年以上前の極上デ・トマソ「パンテーラ」を見る(24枚)
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