猛暑を忘れる“避暑旅”にちょうどいい! 川遊びからSUP、ラフティングまで 名湯だけじゃなく清流アクティビティも楽しめる「温泉地」3選
次は岐阜県と徳島県の温泉地
●岐阜県「長良川温泉」
続いて紹介するのは、岐阜県岐阜市に位置する「長良川温泉」です。
長良川温泉は、清らかな水をたたえる長良川と岐阜城がそびえる金華山の周辺に広がる温泉街です。

温泉の泉質は単純鉄冷鉱泉であり、地下から湧出する源泉は無色透明ですが、大気に触れることで徐々に赤褐色に変色するという特徴を持っています。
この湯は鉄分を豊富に含んでおり、神経痛や関節痛、胃腸病、疲労回復などに効果があるとされています。
長良川は古くから水運の要衝として機能しており、現在の温泉旅館の中にはかつての舟宿を前身とするものも存在しています。
周辺の川原町と総称されるエリアには紙や木材の問屋として栄えた格子戸の町並みが残されており、現在も営業を続ける銘木店の姿を見ることができます。
また、この地では1300年以上の歴史を持つ鵜飼が行われており、時の権力者である織田信長や徳川幕府などによって保護されてきました。
明治時代以降は、鉄道による長旅の途中で要人らが岐阜で一泊し、鵜飼の歴史や文化が口コミで広がったという背景を持っています。
現在でも長良川では鵜飼観覧船が運航されており、夜の青い闇の中に赤い篝火が川面を染める光景を見学することが可能です。
●徳島県「祖谷温泉」
最後に紹介するのは、徳島県三好市に位置する「祖谷(いや)温泉」です。
祖谷温泉は、日本三大秘境のひとつに数えられる祖谷渓の渓谷沿いに位置する温泉地です。

この温泉の大きな特徴は、深い谷底に向けて専用のケーブルカーで250メートル下った先に、川と隣接した露天風呂が設けられている点です。
温泉の泉質は硫黄泉であり、関節リウマチや神経痛、胃腸機能の低下、自律神経不安定症、疲労回復など幅広い適応症を持っています。
一方で、進行した悪性腫瘍や重い心臓の病気を持つ人にとっては一般的禁忌症に指定されているため、事前の確認が必要です。
アクセス面では、JR土讃線の阿波池田駅から四国交通バスを利用して約50分で到着するほか、クルマでは徳島自動車道経由で訪れることが可能です。
周辺には日本三大奇橋のひとつとして知られるかずら橋が存在し、渓谷探勝の基地として機能しています。
さらに、この地域を流れる吉野川は世界レベルの激流として知られており、2017年にはラフティングの世界選手権が開催されました。
体験型観光の目玉として年間約4万人がラフティングに参加しており、多くの人が激流と川旅を楽しんでいます。
※ ※ ※
日本全国の清流沿いに位置する温泉地は、それぞれが固有の歴史的背景と独自の自然環境を持っています。
目の前に流れる澄んだ川を眺めながら温泉に浸かる時間は、日常の疲労を回復させる上で非常に有意義なものとなります。
歴史ある町並みや秘境の景観を楽しみながら、ウォータースポーツによる爽快感を体感することは、温泉旅行の大きな目的のひとつとなりそうです。
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