“眠りたい時刻”を起点に生活リズムを整える──バルミューダ「The Clock」に新機能「ナイトルーティン」追加 まずはiOS版から
「ナイトルーティン」、寺尾社長はどう使っている?
寺尾社長も「ナイトルーティン」を生活に取り入れており、「良い意味で依存症になっているかもしれない」とのこと。普段使いのシチュエーションを次のように話しました。

「例えば、1時間前のサウンドを合図に入浴し、30分前のサウンドが流れたらワインはもう注がない。そしてチャイムが鳴ったら寝室へ移動するというルーティンができました。以前は6時間半ほどだった睡眠時間が7時間半まで延び、朝起きたときのコンディションが明らかに変わりました。このために寝ているんだ、と実感しています」(寺尾社長)
谷氏も、「『睡眠そのもの』ではなく『行動』を変えることに焦点を当てている」と「ナイトルーティン」を評価します。
「『The Clock』は睡眠に直接働きかけているわけではありません。寝る前の行動を変えることをサポートする立場に徹しているのが、とても本質的だと思います。寝る前の習慣を変えることは、睡眠を良くするための最も本質的なアプローチですが、続けるのは簡単ではありません。『ナイトルーティン』は、その継続を自然に支えてくれる存在です」(谷氏)
また、スマートフォンを使わないことにも意味があるといいます。
谷氏は「スマホは光だけでなく、情報による脳の覚醒や、際限なく時間を奪うことも睡眠の妨げになります。『The Clock』は必要なことだけを行い、それ以外はしない『引き算の発想』が素晴らしい」と話しました。
寺尾社長も「以前はスマホでアラームを設定し、iPadで雨音を流していましたが、それだと枕元にスクリーンが2つある状態でした。社会との接点でもあるスマホから距離をおけることが、自分にとって眠りやすさにつながりました」と振り返ります。そしてこう続けました。
「睡眠は疲れたから取るものではなく、人生に必要だから積極的に確保するものだという考え方に変わりました。『The Clock』は、その時間を守るためのタイムマネジメントを手伝ってくれる存在です」(寺尾社長)
谷氏も、「自分の行動を変えることで睡眠を改善できたという成功体験は、将来また睡眠に悩んだときにも役立ちます。そのきっかけを与えてくれる製品だと感じています」とコメントしました。
時計という身近な製品を通じて、「眠る前の時間」に新たな価値を提案する「ナイトルーティン」。睡眠そのものをコントロールするのではなく、より良い眠りへ向かう行動を自然に習慣化するという発想は、睡眠市場において新しいアプローチとして注目を集めるかもしれません。
なお現在はiOS版のみですが、Android版も順次リリースされる予定です。
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