夏の温泉は暑いからちょっと… いや、海水浴とセットなら疲れた体も癒せるし最高! 老若男女で楽しい海辺に位置する「温泉地」3選
続いては和歌山県と鳥取県の温泉地
●和歌山県「白浜温泉」
次に紹介するのは、和歌山県の紀伊半島に位置する「白浜温泉」です。
白浜温泉は、兵庫県の有馬温泉や愛媛県の道後温泉と並ぶ日本三古湯のひとつに数えられています。

万葉集や日本書紀にもその名が記されており、古くは斉明天皇や天智天皇らが都から湯治のために訪れたという記録が残されています。
この地域の海岸線は、吉野熊野国立公園および南紀熊野ジオパークに指定されており、自然が作り出した壮大な景観が広がっています。
温泉地の名称の由来ともなった白良浜は、90パーセントの珪酸を含む真っ白な石英砂で構成されており、延長620メートルに及ぶ遠浅の海水浴場として知られています。
夏には関西有数の海水浴場として多くの人が訪れ、砂浜と温泉街をスムーズに行き来することが可能です。
また、この白良浜はハワイのワイキキビーチと姉妹浜の提携を結んでおり、周辺には公衆浴場「白良湯」や足湯なども整備されています。
●鳥取県「皆生温泉」
最後に紹介するのは、鳥取県米子市に位置する「皆生(かいけ)温泉」です。
皆生温泉は、日本海に面した山陰地方を代表する温泉郷であり、海岸線からは中国地方の最高峰である大山を望むことができます。

その景観から、日本の渚100選や日本の白砂青松100選、さらには日本の夕陽・朝日100選など、多数の評価を受けています。
温泉の泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉となっており、19カ所の源泉から毎分4456.5リットルという豊富なお湯が湧き出しています。
源泉の温度は63度から83度と高く、神経痛やリウマチ、慢性皮膚病などに効果があるとされるほか、近年の調査によって美肌効果も確認されています。
この温泉地は宿泊施設のすぐ目の前に「皆生温泉海遊ビーチ」が広がっており、夏場は温泉と海水浴を同時に楽しめる環境が整えられています。
環境省が定める日本の水浴場88選にも選出されており、安全な海水浴場としての基準を満たしています。
また、1981年に日本で初めてトライアスロンの大会が開催された場所であり、国内トライアスロン発祥の地としても広く知られています。
現在でも毎年7月に全日本トライアスロン皆生大会が開催されており、全国の競技者から聖地として認識されています。
さらに、クルマで約30分の距離にある境港市には、177体の妖怪のブロンズ像が並ぶ水木しげるロードが存在し、観光の拠点としても機能しています。
※ ※ ※
日本全国の海岸線に位置する温泉地のなかには、海水浴場と密接に関わりながら発展してきた場所が多数存在します。
目の前に広がる海で泳いだ後、すぐに温泉に浸かって塩や砂を落とす時間は、夏のレジャーにおける有意義な体験となります。
それぞれの地域が持つ歴史的背景や固有の泉質を体感することは、海辺の温泉地を訪れる大きな目的のひとつとなります。
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