半世紀前 実際に米国オレゴン警察で使われていた“白バイ”がオークション登場 ホンダ「CB450」ポリススペシャルの価値は
オレゴン州の警察で使用された希少なポリス仕様とオークションの結末
今回出品された個体は、1970年式の「CB450P」と呼ばれる警察仕様のモデルです。

オレゴン州のオレゴンシティ警察署で使用されていたとされており、1980年頃に出品者の父親が購入し、1999年に現在の所有者へと引き継がれました。
外観は警察車両らしいホワイトのカラーリングで仕上げられており、3.7ガロンのフューエルタンクにはクロームメッキのパネルとブラックのラバー製ニーグリップが装着されています。
通常モデルと異なり、ソロシートやリヤラック、管状のエンジンガードおよびリヤガード、さらに街頭走行用のウインカー付き照明類が装備されている点が大きな特徴です。
足まわりには、クロームメッキが施された18インチの鋼製リムとワイヤースポークホイールが採用されています。
サスペンションはフロントにテレスコピックフォーク、リヤにはプリロード調整が可能なツインショックを組み合わせています。
ブレーキシステムは前後にドラムブレーキを備えており、フロント側には2リーディングシュー方式が採用されています。
そして、ハンドル周りには、クローム仕上げのハンドルバーにデュアルミラーが装着され、手前に摩擦式のステアリングダンパー調整ノブが配置されています。
メーターパネルには、スピード固定時に針をロックするというポリス仕様特有機能を備えた120マイルメーターが設置されています。
また、搭載される444ccのエンジンにはセルスターターとキックスターターの両方が備わっており、2026年にはオイル交換、カムチェーンテンショナー調整、バッテリーおよびスパークプラグの交換が実施されました。
5段トランスミッションに関しても、2026年にクラッチ調整が行われたほか、ドライブチェーンとスプロケットが交換されています。
走行距離はメーターの表示で約2万4000マイルとなっており、現所有者のもとでは約100マイルが走行されました。
車体全体には経年変化による傷や凹みが散見されるものの、取扱説明書やヘルメット、予備パーツ類も付属した状態でオークションに出品されました。
なお、今回のオークションでは15件の入札が行われ、最終的に4900ドル(約75万8000円)で落札されました。
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今回オークションに登場したCB450 ポリススペシャルは、北米市場への挑戦と北米警察での採用という歴史的背景を物語る貴重な一台です。
半世紀以上の時を経ても良好なコンディションが維持され、実用的な装備とともに競売にかけられた事例は、ビンテージバイク市場における日本メーカーの二輪車への関心の高さを反映しています。
こうした歴史的価値を持つ警察仕様の個体は数が限られており、今後もビンテージ二輪市場において独自の立ち位置を保ち続けることが予想されます。
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