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いまの季節 ふらっと遠くに行くのもいいね!肩のチカラを入れずに“大人の余裕”すら感じさせる「ミドルツアラー」3選

続いてはスズキとカワサキの大型二輪

●カワサキ「ヴェルシス 650」

 カワサキ「ヴェルシス 650」は、日常の街乗りから休日のロングツーリングまで、幅広い用途に対応するミドルクラスのマルチパーパスモデルです。

 大きすぎない車体と十分な排気量を組み合わせ、肩肘張らずに遠くまで走れるところが魅力となっています。

カワサキ「ヴェルシス650」
カワサキ「ヴェルシス650」

 その歴史は海外市場で2007年にスタートし、日本では2024年モデルから正規ラインアップに加わりました。2027年モデルではカラー&グラフィックが変更され、2026年10月1日から発売されます。

 ツーリングモデルらしく、防風性能にも配慮されています。フロントにはカウルを備え、高さを調整できるウインドシールドも装備。さらに、2眼タイプのLEDヘッドライトによって、実用性だけでなくスポーティな雰囲気も演出しています。

 車体は219kg、シート高は845mmと、400ccクラスに比べるとひと回り大きめです。ただし、前後にはロングストロークのサスペンションが採用されており、路面から伝わる衝撃を吸収。長距離を走る際にも、快適な乗り心地を実現しています。

 心臓部となるのは649ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒エンジンです。最高出力67ps、最大トルク61Nmを発揮します。

 低中速域を重視した特性に仕上げられているため、発進から街中での加速まで扱いやすく、ワインディングではスロットル操作に対して軽快に反応します。高速道路を使った遠出でも、400ccクラスとは異なる余裕を感じられるでしょう。

 また、電子制御装備も充実しています。滑りやすい路面などで後輪のトラクションを適切にコントロールする「カワサキトラクションコントロール」を搭載しているほか、4.3インチのTFTカラー液晶メーターも採用しています。

 このメーターはスマートフォンとのBluetooth接続にも対応しており、車両の各種情報を確認しやすいのもポイントです。さらに、トップケースやパニアケースなどを組み合わせれば、荷物を積んでの本格的なツーリングにも対応できます。

 普段は街中で使いながら、休日には少し遠くへ出かける。そんな使い方にちょうどいいのがヴェルシス 650といえそうです。

 なお、2027年モデルの価格は116万6000円です。

●スズキ「Vストローム 800」

 続いては、スズキのアドベンチャーモデル「Vストローム 800」です。

 3台のなかでは最も排気量が大きく、余裕のある走りを楽しみたいライダーに向いたモデルとなっています。

スズキ「Vストローム800」
スズキ「Vストローム800」

 Vストロームといえば、スズキを代表するアドベンチャーシリーズのひとつです。Vストローム 800はその流れを受け継ぎながら、2023年に新開発の並列2気筒エンジンを搭載して登場しました。

 特徴的なのがフロントまわりのデザインです。Vストロームシリーズでおなじみとなったクチバシ状のフロントカウルを採用し、縦型2灯のLEDヘッドライトを組み合わせています。アドベンチャーバイクらしい力強さを持ちながら、現代的にまとめられたスタイルです。

 その堂々とした外観に見合うように、エンジンにも余裕があります。搭載されるのは775ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ2気筒で、最高出力82ps、最大トルク76Nmを発揮します。

 さらに、スズキ独自の「クロスバランサー」を採用しているのも特徴です。エンジンから発生する振動を抑えながら、低回転域から力強いトルクを引き出すことで、スムーズなフィーリングと扱いやすさを両立しています。

 そのため、市街地でゆったり走る場面から、高速道路を使った長距離移動まで幅広く対応。排気量の大きさを生かした余裕のある走りは、ロングツーリングでこそ魅力を発揮しそうです。

 車両重量は223kg、シート高は825mm。車格は3台のなかでも大きめですが、アップライトなライディングポジションによって視界を確保しやすく、長時間の走行でもゆったりと構えやすいのがポイントです。

 もちろん、電子制御も充実しています。「スズキインテリジェントライドシステム」を採用し、ライダーが好みに応じて出力特性を選べるドライブモードセレクターを装備。さらにトラクションコントロールや、クラッチ操作を軽減できる双方向クイックシフトシステムも標準で備えています。

 単に排気量が大きいだけではなく、エンジンの扱いやすさや電子制御、ライディングポジションまで含めて、長距離を快適に走ることを意識した仕上がりです。日帰りツーリングはもちろん、荷物を積んで遠くまで旅をするような使い方にも向いているでしょう。

 なお、価格は130万9000円です。
※ ※ ※

 今回取り上げた3車種は、それぞれがミドルクラスという枠組みの中で独自の進化を遂げてきたモデルとなっています。

 いずれも街乗りでの扱いやすさと、休日の小旅行を快適にする充実した装備をあわせ持ち、大人の余裕を感じさせるモデルといえます。

 400ccクラスの扱いやすさを重視するならNX400、より力強い走りとツーリング性能を求めるならヴェルシス 650、そしてさらに余裕のある走りを楽しみたいならVストローム 800というように、それぞれに異なる個性があります。

 自身のライフスタイルや好みの走行シーンに合わせて最適な1台を見つけることで、二輪車の楽しみ方をさらに広げることが可能となりそうです。

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東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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