25年以上も熟成した“Vツイン”をなぜ新型バイクに搭載した? スズキ「SV-7GX」はSV650の軽快さをいかにして“旅仕様”に変えたのか
「SV650」の軽快さを“旅仕様”へどう変えた?
そして、「SV-7GX」が「SV650」と大きく異なるのが、乗車姿勢や快適性に関わる部分です。
ハンドルグリップ位置は「SV650」より27mm高く、24mmライダー側へ近づけられ、幅も50mm拡大。ライダー用シートのクッションも10mm厚くなり、シート高は795mmとされています。
こうした変更によって、「SV650」のスポーティで軽快なキャラクターを残しながら、上体を起こしたリラックスできる姿勢で長時間走りやすいポジションになっているわけです。
さらに、3段階に高さを調整できるウインドスクリーンやナックルカバー、最大積載量6kgのリアキャリアを標準装備。燃料タンクも17リットルとし、長距離走行での快適性や実用性を高めています。
ライディングポジション、シート、風防、積載性、航続距離に関わる部分などをまとめて見直すことで、「SV」の軽快さを、長距離でも楽しめる“旅仕様”へと発展させているのが新型「SV-7GX」のポイントです。
電子制御システムには“スズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)”を採用。さらに、エンジンの出力特性を選択できる“スズキドライブモードセレクター(SDMS)”、トラクションコントロール、クラッチ操作なしでシフトアップ/ダウンできる双方向クイックシフトシステムなどを搭載し、長年親しまれてきたVツインのフィーリングを残しながら、さまざまな路面や走行シーンへ対応できるよう電子制御をプラスしています。
加えて、4.2インチカラーTFT液晶ディスプレイを備えるほか、スマートフォンとの連携にも対応。ターンバイターン方式のナビゲーションや着信通知、天気、交通情報などを表示できるほか、USB-C充電ポートも標準装備しています。

ボディカラーは“ブリリアントホワイト/トリトンブルーメタリック”、“パールマットグレージュ”、“グラススパークルブラック”、“ブリリアントホワイト”の4色を設定。それぞれ車体色とのバランスを考慮した色合いのホイールが組み合わされます。
25年以上にわたって磨かれてきた「SV」シリーズのVツインと軽快な車体をベースに、アップライトなライディングポジションやツーリング装備、最新の電子制御を加えた新型「SV-7GX」。
「SV650」が持つ“気軽に操れるスポーツバイク”としての魅力を捨て去るのではなく、それを街乗りからワインディング、さらにロングツーリングまで楽しめる方向へ拡張したことが新型「SV-7GX」のねらいといえそうです。
■製品仕様
・価格(消費税込):117万7000円(ブリリアントホワイト/トリトンブルーメタリック、パールマットグレージュ、グラススパークルブラック)、113万3000円(ブリリアントホワイト)
・サイズ:全長2160×全幅910×全高1295mm
・ホイールベース:1445mm
・シート高:795mm
・装備重量:211kg
・エンジン:水冷4サイクルV型2気筒DOHC4バルブ
・総排気量:645cc
・最高出力:73ps(54kW)/8500rpm
・最大トルク:64Nm/6800rpm
・燃料タンク容量:17リットル
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