まさに「正真正銘のリアルスポーツ」 フェラーリ「プロサングエ」の“ハンドリング・スペチアーレ仕様”ってどう? バロッコでの試乗でわかった“効果”とは
最大の特徴はアクティブサスペンションのプログラムの改良
いちばん大きな変更点は、プロサングエの最大の特徴といっても過言ではないアクティブサスペンションのプログラムを改良したことにあります。
この結果、走行中のボディの動きは10%減ったそうです。

またギアボックスの制御プログラムも改良を受け、シフトスピードが全般的に速くなるとともに、オートマチックモードでの減速時にはこれまで以上に積極的にシフトダウンを行うことで的確な減速Gを発生。さらにエンジン回転数を高く保つことでコーナー脱出時のスロットルレスポンスが向上したことなどにあるようです。
「えー、たったそれだけの違いしかないの?」と皆さんは驚くかもしれませんが、少なくともバロッコのランゲコースを走った限りでいえば、その効果は驚くほど大きく、車重2.0トンのプロサングエがまるでライトウェイトスポーツカーのようにすばしっこく走り、そして抜群のコントロール性を発揮してくれたのです。
今回の試乗、事前に最高速度は90km/hと聞いていたのですが、先導車を操るテストドライバーは容赦なく飛ばし、ときには車速が140km/hを超えることもありました。
しかも、コース幅は公道の対面通行2車線分ほどしかないうえ、かなりツイスティーに曲がりくねっています。極めつけは明け方に降った雨の影響で路面がチョイ濡れの状態だったこと。しかも、場所によっては1mほどズドンと路面が急下降するところもあったりで、かなりスリリングな試乗となりました。
それでもプロサングエ・ハンドリング・スペチアーレ・パッケージは、ステアリング操作に対して即座に反応。しかもハンドリングは恐ろしく正確なので、走り始めた直後から安心してプッシュできました。そして、路面が湿った場所ではところではタイヤが軽くスライドすることもありましたが、そんなときには軽いカウンターステアで難なく切り抜けられたのです。
通常、車重が2トンもあると、慣性力という勢いがついて、車両がスライドしてもすぐには止まってくれないことが少なくないのですが、プロサングエ・ハンドリング・スペチアーレ・パッケージは車両の基本設計が優れているのか、はたまたアクティブサスペンションのソフトウェア改良が効を奏したのか、そうした重さをまったく感じさせない軽快な反応を示してくれたのです。
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